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“斜め”にしたら事故が減った…愛知県独自の「鋭角横断歩道」って何がスゴい?

9/23(月) 12:06配信

FNN.jpプライムオンライン

ニュースで目にしない日がないほど、毎日のように全国各地で起きている交通事故。

軽度の物損事故から歩行者が自動車にはねられる人身事故などさまざまあるが、「家族が事故に遭った」「現場を目撃した」という人なども含めると、意外と自身の身近でも起きているのではないだろうか。

【画像】通常の横断歩道とはこれだけ視野角が変わる

このため、警察もさまざまな対策を取っている。
昨年まで16年連続で事故死者数が全国ワーストとなった愛知県を管轄する愛知県警は、2019年から毎月11日を「横断歩道の日」に指定するなどし、一層の横断歩道における歩行者の安全確保を図っているのだ。

加えて愛知県では独自の取り組みをしていて、県内のある交差点での人身事故は減っているという。具体的には横断歩道を道路に垂直ではなく、少し斜めにするというもの。傾斜角度は約12度と決まっており、県警では「鋭角横断歩道」と呼んでいる。

写真を見てもらうとわかるが、“ちょっと斜め”にしただけでそんなに効果があるのか? またなぜ、斜めにしようと考えたのか? 愛知県警の担当者に詳しく話を聞いた。

ドライバーから横断者が発見しやすくなることから整備

――「鋭角横断歩道」を整備したきっかけは?

県下の人身事故のうち、交差点関連(横断中、右左折時、出合頭等)での事故は全体の半数近くを占めているため、この交差点関連事故のうち、横断中と右左折時の事故の削減が交通事故全体の削減につながると考えたからです。

そのため、愛知県下で発生した横断歩行者と右左折車との関連事故に対し、横断歩道の設置条件が交通事故発生にどのように関係しているかを、当時県警の交通死亡事故抑止アドバイザーでもあった交通工学の専門家(豊田工業高等専門学校 環境都市工学科名誉教授の荻野弘氏)と調査研究を実施しました。

その結果、横断歩道が鋭角に設置されている場合は平行・鈍角に設置されている場合に比べて運転者が横断中の歩行者、自転車を確認するための視野角が狭くなり、横断者が発見しやすくなる利点が認められたことから整備に至ったものです。

――初めて設置したのはいつ?

平成24年10月に、愛知県東郷町地内にある音貝小学校西交差点を最初に整備し、平成30年度末現在で32か所整備しております。

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最終更新:9/23(月) 12:06
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