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ソフトバンクきょうにも逆マジック「3」 森が今季初の回またぎ

9/23(月) 7:33配信

西日本スポーツ

 ◆オリックス5―6ソフトバンク(22日・京セラドーム大阪)

 執念の継投で逃げ切り、首位西武とのゲーム差を1に縮めた。1点リードの8回2死三塁で守護神の森唯斗投手(27)を投入。森は今季初の「回またぎ」で9回もマウンドに立ち、オリックスを無失点に抑えた。楽天に敗れた西武の優勝マジックは3のまま。23日の結果次第で“逆マジック”が点灯する。前日21日、本拠地のファンの前で「死に物狂いで戦う」と誓った工藤公康監督(56)の言葉通りの采配に選手も応え、奇跡の逆転Vへの光をともした。

【早見表】23日のマジックこうなる

■2安打の宗を遊ゴロ

 ついに禁を解いた。森がマウンドに上がったのは、9回ではなく1点リードの8回2死三塁の場面だった。早めの継投でモイネロ、甲斐野、高橋純はすでに登板し、8回から登板した武田は前日21日の日本ハム戦で2イニングを投げていた。前日は終盤の失点で反撃ムードがしぼみ、西武のマジックは3となった。連敗は断じて許されない状況で、工藤監督は「今日は、ちょっとでもそういう場面になったらいこうと決めていた」と今季53度目の出番で初めて森に「イニングまたぎ」での火消しを託した。

 最大4点リードが1点差まで迫られ、オリックス打線が勢いづく中でも森は「準備はできていた」と冷静だった。適時打を含む2安打をマークしていた宗の内角にカットボールを投げ込み詰まらせた。遊ゴロでピンチを切り抜けたが、任務はこれで終わらない。

 あと1イニング。「いつもないことなので、球を投げて肩を動かそうと思っていた。1回(気持ちが)落ち着いたけど、マウンドに上がれば」。戦況を見守りながら、ベンチの前でキャッチボールを続けた。

 9回は先頭福田に2球続けてボールになり、首をかしげた。「しっかり投げないといけない」。自ら奮い立たせると、内角に食い込むカットボールで見逃し三振。吉田正は四球で歩かせたが、ロメロを捕邪飛、中川をカットボールで二直に抑え、試合を締めて35セーブ目を手にした。任務を完遂した守護神を「彼の持っているものをすべて出し切って抑えてくれるのは本当に頼りになるし、最敬礼したい」と、指揮官は手放しでたたえた。

 これで5月29日のオリックス戦(京セラドーム大阪)から、24度のセーブ機会を失敗せず試合を締めくくっている。その間には、右背部痛で約1カ月の自身初の故障離脱を余儀なくされた。当初、交流戦後の休養日に投手会が予定されていたが「リーダー抜きではできない」との声が上がり延期に。不在時にあらためて存在感の大きさを示した森の復帰を待って、7月の遠征中に開催された会でペナント奪還を誓い合った。

 首位西武が敗れ、ゲーム差は再び1となった。今月20日には第3子の次女も誕生し、新たな活力も得たクローザーは「他(のチーム)は気にせず、自分たちのできることをやっていれば結果は付いてくる。あと4試合しかないので、いつでも行けるようにする」と言い切る。ここからは先発陣も高橋礼、千賀を中4日で投入する猛追態勢。総力戦で勝ち続けるのみだ。 (鎌田真一郎)

西日本スポーツ

最終更新:9/23(月) 9:26
西日本スポーツ

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