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[社説]文大統領訪米、北朝鮮の核の「新たな解決策」見出す契機に

9/23(月) 7:49配信

ハンギョレ新聞

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が22日、国連総会出席とドナルド・トランプ米大統領との首脳会談のために米ニューヨークに向けて出国した。26日までの3泊5日の日程で行われる今回の訪米は朝米実務協議が迫るなかで行われるものであり、いつにもまして注目される。また韓日の対立が続いており、韓米防衛費分担金交渉がまもなく再開されるなど敏感な懸案事項が多い。文大統領が24日(現地時間23日)に予定されるトランプ大統領との首脳会談において、北朝鮮の核問題解決に向けた踏み込んだ案を模索することにより、朝米交渉が順調に進む契機を作ることを期待する。

 文大統領の訪米を控え、朝米はいわゆる北朝鮮核問題の解決に向けた「新しい方法」を挙げて期待を高めている。トランプ大統領は最近、「3年間でこの国に起きた最も良い出来事は、私が金正恩(キム・ジョンウン)と非常にいい関係にあるということ」と述べて、北朝鮮の金正恩国務委員長に融和ジェスチャーを送っている。また、「リビア方式」を主張したジョン・ボルトン前国家安保担当大統領補佐官を批判しつつ、「ことによると新しい方法は非常に良いかもしれない」と述べている。トランプ大統領が述べた「新しい方法」が何なのかは明確ではないが、「先に核廃棄、後で補償」というリビア方式に対する北朝鮮の強い反発を意識したもののようだ。

 朝米が実際の交渉で「新しい方法」を模索するかどうかはまだ不透明だ。朝米協議の北朝鮮側首席代表として知られる外務省のキム・ミョンギル巡回大使はこれについて、「実現可能なものから段階的に解決していくことが最上の選択」と述べた。これは2月のハノイ会談の際、寧辺(ヨンビョン)核施設廃棄と対北朝鮮制裁の一部を交換しようとした北朝鮮の方式と同様である。米国は当時、最終段階を含むすべての核・ミサイル凍結などの包括的合意を要求し、交渉は物別れに終わった。まだ朝米が従来の方式を変えたと見るのは難しいが、新しい方法に言及していることには期待が持てる。

 朝米が新たな解決策に言及しているだけに、文大統領の「促進者」としての役割はさらに重要になっている。北朝鮮の非核化措置と米国の相応の措置が段階的に実現するにしても、非核化の包括的展望がより明確になるよう、文大統領は米国と北朝鮮を説得する必要がある。米国が段階的な解決策をもって一歩あゆみよってきたならば、北朝鮮は包括的なロードマップをより具体化すべきだ。韓米両首脳が今回の会談を通じて、北朝鮮核問題の創意的な解決策づくりにさらに一歩近づくことを期待する。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:9/23(月) 8:11
ハンギョレ新聞

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