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大学モードから一転、日本代表の最終12名に入った中田珠未「残れたことはプラス、やるしかない」

9/23(月) 10:53配信

バスケットボールキング

 9月24日からインドで開幕する「FIBA 女子アジアカップ 2019」の出場メンバーが発表されたのは9月11日のこと。日本代表12名の中に中田珠未(早稲田大学4年)の名前はなかった。しかし、大会も直前に迫った19日、日本バスケットボール協会(JBA)は出場メンバーの谷村里佳(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)が左ひざ炎症によるコンディション不良を理由に離脱することを発表。そこで追加招集されたのが中田だ。

 今年度の女子日本代表候補選手に大学生で唯一選出された中田は、5月31日から8月25日の期間で計4試合行われた「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2019三井不動産カップ」の出場メンバーにも選ばれた。それだけに今回の選考漏れは、悔しい思いをしたかもしれない。それでも、大学に戻れば秋のリーグ戦が開幕しており、中田もそこに気持ちを切り替えていた。

「一度(選考で)落ちたので、リーグ戦は『全部出られる』って大学のみんなに言いましたし、大学に戻ってまたみんなでがんばろうという感じになっていました」

 日本代表から再招集の知らせが届いたのは、14日の筑波大学との試合前。「その時はまだ『もしかしたら呼ぶかも』ということだけ聞きました。次の日もリーグ戦があったので、とりあえずその試合に専念して、リーグ戦が終わったら正式な連絡がきました」。

 再び所属チームを離れることになったが、大学の仲間たちは優しくチームのエースを送り出してくれた。「シンプルにドキドキしています」と話した中田も、「どんな形でも最終的にここに残れたのは自分にとってプラスなこと」と前向きに捉え、21日に開催地のインドへ出発した。

 谷村の代わって代表メンバーに滑りこんだ中田だが、主にインサイドを主戦場とするパワーフォワードの谷村に対し、スモールフォワードの中田は183センチの身長に加え運動量も豊富だ。中田自身も「ベンチからの出場になると思うので、つなぎ役やトランジションを多く出せるようにしたい。自分の強みである走ることやディフェンス、リバウンドも求められていると思うので、そういった部分で貢献できればいいと思います」と意気込む。

「私自身、実業団ではなく大学を選んで進学したのであまりイメージしてなかった」と口にするように、中田にとっては初のアジアカップ。しかし、日本にとっては4連覇が懸かかっており、東京オリンピックに向けてもアジアのライバルと戦える重要な大会だ。

「ここに来たらもうやるしかない」

 離脱を余儀なくされた谷村だけでなく、他のメンバーの想いも背負ってインドへ乗りこんだ21歳。今大会のシンデレラガールとなれるか。

文=小沼克年

BASKETBALL KING

最終更新:9/23(月) 10:53
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