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【世界から】欧州に戻るオオカミ。「汚名返上」を果たせるか

9/24(火) 16:22配信

47NEWS

 ベルギーで最大の部数を誇るオランダ語系日刊紙「スタンダード」は今年6月3日、次のような記事を掲載した。

 ベルギー国内では今やオオカミたちのミーティング・ポイント、つまり出会いの場になるほど多くの生体数が目撃されており、隣国オランダでは中東部にある自然公園内でも、オオカミが繁殖していることが判明している―

▼実は「益獣」

 オオカミの定住が歓迎されるその一方で、「羊を狩られるのでは…」との懸念を抱く近隣農家もいるそうだ。しかし、調査によればオオカミたちは主にイノシシや野ウサギ、シカなどの野生動物を捕食して生きていることが判明している。

 家畜を襲うこともあるため、古来より人間から徹底的に敵対視されてきたオオカミ。しかし、彼らは、農作物を荒らす野ウサギやシカを捕食し、自然界のバランスを保ってくれる重要な役目を果たす「益獣」である。オランダやベルギーでは、強く美しさすら感じるこの動物の帰還を願う人たちが年々、増えているという。オオカミが「悪役」の汚名を返上する日も、いつかきっとやって来るに違いない。(オランダ在住ジャーナリスト、稲葉かおる=共同通信特約)

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最終更新:9/24(火) 22:21
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