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シティの女性トップバンカー、複数行のCEO候補として浮上-関係者

9/24(火) 3:12配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): シティグループのジェーン・フレーザー氏は、ウォール街で必ずしも知名度が高いわけではない。マイアミを拠点にグループの中南米事業を統括する地位にあるが、同地域の収入は社全体の15%に満たない。

それでも3月にウェルズ・ファーゴ、8月にHSBCホールディングスという世界有数の巨大銀行の2行で最高経営責任者(CEO)が空席となり、フレーザー氏の名前がCEO候補者として取り沙汰されるようになった。同氏は消費者向け事業のほか国際業務、戦略面にも関わったことがあるまれな経験の持ち主でもあるため、シティに残留してコーバットCEOの後継者になるとの観測も以前からある。

事情に詳しい関係者によると、HSBCは2年前の前回のCEO探しの時にフレーザー氏に接触した。銀行に後継問題を助言する外部アドバイザーが匿名を条件に話したところでは、フレーザー氏が昇進を続けられない場合、他行から関心があるためシティは同氏を失うリスクを高める。シティ社内ではコーバットCEOがあと数年は続けると見られているが、フレーザー氏が移籍に関心を示す様子もない。

大銀行のトップに女性が就く例は少なく、フレーザー氏の就任可能性はとりわけ注目を集めている。銀行業界には経営陣の多様性改善を求める圧力が強まる一方だ。4月には米大手行の7行でトップを務める白人男性が議会に呼ばれ、なぜそれぞれの銀行で女性がCEOに就いていないのか問いただされた。コーバットCEOを含む数人は、次期トップが女性になる可能性はあると言明していた。

先週には英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)がアリソン・ローズ氏を昇進させ、英4大銀行の中で初めて女性CEOが誕生したばかりだ。だがシティグループの同僚によると、フレーザー氏は自らのキャリアが注目を集めることをあまり好んでいない。同氏はコメントを求めるメッセージに応答しなかった。シティ広報のジェニファー・ロウニー氏はコメントを控えた上で、幹部へのインタビューも拒否した。

原題:Citi’s Top Banker in Miami Has Become a Coveted CEO Prospect(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Jennifer Surane, Hannah Levitt

最終更新:9/24(火) 3:12
Bloomberg

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