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【3x3ウーマンズシリーズ東京大会】3×3バスケ国際大会を招致し、日本一丸を表現した『大神ナイザー』

9/25(水) 18:28配信

バスケットボールスピリッツ

3×3でも本腰を入れはじめた世界3位のバスケ大国オーストラリア

3×3ウーマンズシリーズ(以下3x3WS)は、女子日本代表とU23日本代表の両チームがそれぞれ予選ラウンドを首位で突破。しかし、シードで迎えた準決勝でいずれも敗れ、お台場MEGA WEBで開催された3x3WS東京大会を制したのはオーストラリアだった。

女子日本代表は、優勝したオーストラリアに予選ラウンドでKOされ、準決勝でも14-21とまたもやKO負けを喫している。篠崎澪(富士通レッドウェーブ)は「全体的にディフェンスの守り方をもっと上達させなければ、オーストラリアのような相手には勝てない」と反省点を挙げた。

U23日本代表はオランダと対戦し、残り2分で3点を追いかける展開。逆転を目指す日本に対して大きな声援とため息が交錯する中、17-19と一歩及ばず、こちらも決勝進出を阻まれた。「最初はトラップしたのですが、相手はそれに対してアジャストをして、後半は2Pシュートを打ってきました。その部分で相手の方が上でした」と山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)は敗因を挙げる。U23日本代表は山本以外、初の国際大会に臨むメンバー構成。山本がリーダーシップを取り、「シュートが武器なので、そこは積極的に打ってチームの起動力にはなれたと思います」と国内ランキング1位らしいプレーで引っ張っていた。

決勝戦、21-15でオランダをKO勝利で下したオーストラリアが優勝。3×3世界ランキング23位と出遅れたが、5人制では世界3位であり、昨年の女子ワールドカップでは準優勝したバスケ大国が、オリンピックに向かって3×3でも本腰を入れはじめたと言える。

「選手だけの責任にするのはかわいそう」を補う挑戦の場を実現

国内での3×3大会を目にする機会は増えたが、特に女子の国際大会はなかなか見ることができない。それを実現させてくれたのが、3x3WS東京大会のオーガナイザーを務めた大神雄子氏である。説明不要、日本の女子バスケ界を牽引してきたレジェンドであり、今シーズンより現スペイン代表の名将・ルーカス・モンデーロヘッドコーチの下、トヨタ自動車アンテロープスのアシスタントコーチに就任。3×3でも女子日本代表のサポートコーチとして活躍するとともに、この新競技の普及に尽力する。

大神氏自身は、5人制で長きに渡って日の丸を背負って戦って来た。「その日本代表は逆算して、大会までの準備期間をしっかり確保し、海外遠征やナショナルトレーニングセンターで合宿します。しかし3×3は正直、2日前に集合して結果を求められる場所であり、選手だけが悔しい思いをしているとすごく感じていました」と3×3の現状を自らの体験と比較する。

「バスケは経験のスポーツと言われていますが、本当にそのとおりです。反復練習できる機会や経験する場を作ってあげずに、結果に対して選手だけの責任にするのはかわいそうだと思います。5人制から挑戦してきている選手は、その日常をぶっ壊して参加しており、それこそが挑戦です。そういう恐怖心を取り除いてあげるのもこういう機会です。それを誰が作るのか、どこが作るのか。それに挑戦するかどうかは選手の自由ですが、そういう場はあるべきだと自分は思います」

大神氏の3×3に対する熱い思いがきっかけとなり、国際大会を誘致する原動力になった。

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最終更新:9/25(水) 18:28
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