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悪化する「子連れヘイト」。駅でベビーカーを蹴られ、SNSの#放置子#道路族で追い詰められる母親たち

9/27(金) 20:00配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

先日、母親が抱っこひもをはずされるのを目撃したというツイートが大きな話題を呼んだ。

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他にも「ベビーカーを蹴られた」「怒鳴られた」など、子連れの外出で危険な目にあう母親たちは多い。

電車に「子育て応援車両」を導入する活動をしている平本沙織さんもその1人だ。こうした現実と呼応するかのように、「#子連れ様」などネットにはさまざまなハッシュタグができ、子育て中の母親たちを追い詰めている。

9割が子連れでの電車移動に「危険」

2019年7月、東京都は都営地下鉄大江戸線の一部の車両に「子育て応援スペース」を導入した。壁一面に「きかんしゃトーマス」が描かれており、通勤ラッシュの時間帯でも、子ども連れやベビーカーでも気兼ねなく利用してもらうのが目的だ。

導入を訴えたのは、子どもが安全に移動できる公共交通機関を求める団体「子どもの安全な移動を考えるパートナーズ」だ。団体が0~15 歳までの子どもを持つ保護者1000人超を対象にアンケートを行ったところ、9割以上が子どもが電車や地下鉄を利用している際に危険を感じていたことが分かった。

メンバーは、2月に小池百合子東京都知事に面会。要望書を手渡し、子育て応援車両の実現にこぎつけた。

しかし、団体発起人の平本沙織さんには、活動を始めた当時からネットでの誹謗中傷や脅迫が相次いでいるという。そもそも平本さんが団体を立ち上げたのは、以下のツイートがきっかけだった。

「私も何度も声を上げた。忘れもしない小田急線で。千代田線で。この時間にベビーカーで乗るなと野次があったから思わず『抱っこ紐だったら子ども死んでるわ!ベビーカーも歪むのに。一番大きいので来て正解』って言ってしまった。無言の車内。そのあと引っ越したけど本当に胸糞悪い」

クソリプ260超。満員電車にベビーカーは非常識?

これは「さっき満員電車の中で、ある母親の声が何度も聞こえてきた。赤ちゃんいます。押さないでください。赤ちゃんいます。押さないでください。何度も、何度もだ。それでもさらに乗り込む乗客たち。上がる車内の人口密度。『子育て専用車両』が必要ではないかと感じた」という男性のツイートに対し、平本さん自身のつらい体験をつづったものだ。

1万回以上リツイートされた一方で、多くのバッシングや誹謗中傷が寄せられたという。

「満員電車にベビーカーで乗るなんて非常識だ」

「子どもを危険にさらしている」

「車・タクシーを使え」

「電車に乗らずに保育園に通える場所に引っ越せ」

「母親のくせに言葉使いが悪い」

など「260を超えるクソリプがあって、全てに目を通しました」と平本さんは言う。

中には、平本さんと同じような体験をした保護者たちから「自分も我慢したのに」という意見もあったそうだ。

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最終更新:9/28(土) 8:01
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