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6割の企業が外国人採用に前向きも、正社員給与で日本人と4.6万円の差

2019/9/28(土) 12:00配信

MONEYzine

 エン・ジャパン株式会社は、同社の採用支援ツールを利用している企業2,263社を対象に「外国人採用に関するアンケート」を実施し、その結果を8月7日に発表した。調査期間は6月18日から7月19日。

 外国人の採用について聞くと、「採用を行っている」が29%、「採用は行っていないが、検討している」が33%で、約6割の企業が外国人採用を前向きに考えていた。採用を行っている企業に、どの職種で採用を行ってるか聞くと、「販売・接客等のサービス職」が26%で最も多く、「IT・Web・ゲーム・通信等の技術職」(15%)、「営業職」「医療、福祉、教育等のサービス職」(いずれも11%)が続いた。

 外国人採用をしておらず、検討もしていない企業にその理由を複数回答で聞くと、「外国人向けの教育・研修が未整備」(56%)、「日本語能力への懸念がある」(53%)、「行政手続きの煩雑さへの懸念がある」(32%)、「チームワーク・協調性への懸念がある」(28%)、「外国人向けの人事評価制度が未整備」(26%)などの回答が多かった。

 一方、株式会社パーソル総合研究所は外国人雇用の実態を明らかにするため、「外国人雇用に関する企業の意識・実態調査」を実施し、その結果を9月12日に発表した。調査期間は6月21日から25日で、調査対象者は採用・人員計画に関わっている現場責任部門、人事・総務部門の従業員ないし経営者1,000名。うち、サンプル構成は、外国人材を現在雇用している企業(雇用企業)が500、外国人材を現在雇用しておらず、今後外国人材の雇用を検討している企業(雇用検討企業)が250、外国人材を現在雇用しておらず、今後も検討していない企業(非雇用検討企業)が250。

 外国人を正社員として雇用している企業に、同じ職種(最も多い職種)で働く日本人と外国人の給与について聞くと、日本人(N=288)の平均給与が41万2,000円だったのに対し、外国人(N=287)の平均給与は36万6,000円で、4万6,000円の差があった。

 同じポジション・職務内容の日本人と外国人の賃金水準について聞くと、「正社員(N=361)」では「日本人と同水準」が76.5%、「日本人よりも低い水準」が18.6%、「日本人よりも高い水準」が5.0%、「パート・アルバイト(N=175)」では「日本人と同水準」が70.9%、「日本人よりも低い水準」が25.7%、「日本人よりも高い水準」が3.4%で、「日本人と同水準」と回答する企業が多数を占めた。しかし、「技能実習生(N=167)」では「日本人と同水準」が49.7%にとどまり、「日本人よりも低い水準」が46.7%、「日本人よりも高い水準」が3.6%となった。

 外国人の雇用に前向きな企業は多いものの、日本人と外国人の間に賃金格差が生じているケースが少なくないようだ。


(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)

最終更新:2019/9/28(土) 12:00
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