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「ふざけんじゃねー!」池松壮亮をガチギレ奮起させた、蒼井優の最高すぎる言葉

9/28(土) 7:05配信

BuzzFeed Japan

新井英樹の名作漫画を映画化した『宮本から君へ』が公開された。

主人公の宮本浩は、絶えず世の不条理に抗い、周囲との衝突もいとわない熱血サラリーマン。原作をバイブルとして愛読してきた宮本役の池松壮亮は、役づくりのために自らの歯を抜こうとまで思いつめたという。

昨年、テレビ東京でドラマ版が放送されて大きな反響を呼んだ同作だが、劇場版の完成に至る道のりは決して平坦なものではなかった。

度重なる延期で公開が危ぶまれるなか、気落ちする池松を奮起させたのは、ヒロインを演じる蒼井優のある「ひとこと」だった。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

「歯3本、この映画に捧げます」

――主人公の宮本浩を演じるにあたって歯を抜こうとした、というのは本当ですか。

僕は常日頃、俳優をやる上で何か身を削ったり、命を削ったりするつもりはまったくないんですね。

この役のために何キロ増やして、何キロ減らしてみたいなことって、言い方が難しいですけどタイミングが必要なんです。

その瞬間に懸けるだけのものがないと、ただのリストカットみたいになってしまう。それはあまり好みではなくて。むしろ「捧げる」ことで作品を汚すこともあるわけで。

映画ファーストで考えた時に、何が必要か。『宮本から君へ』は僕のバイブルでもあるし、失敗したら最悪だなと観客の立場だったら思うわけですよ。

でもそこで、主演俳優が「歯3本、この映画に捧げます」って言えば、3人ぐらい観客が増えるかもしれない。それぐらい差し出せば、許してくれるんじゃないかって。

「後悔してます」のカッコよさ

――歯1本で観客1人。全然、割に合わない(笑)

歯1本につき1人ぐらいは、「そこまでやるなら見に行ってあげようかな」と思ってくれるはずだっていう発想ですね。

それぐらい自分を懸けてもいいと思えるものに出会えた。絶対に負けちゃいけない戦いを目の前に差し出されたときに、ちょっと変な思考回路になってしまったという話ですね。

三國連太郎さんは映画のために歯を抜いていて。しばらくしてから、インタビューで「いやあ、後悔してます」と言ったんですよ。それがカッコイイなと思って。

――「後悔してます」が?

そう。自分でやったクセに後から「ちょっと後悔してます」ってボソッと。それやりたいなと思ったんですけどね。

――松田優作さんも役づくりで歯を抜いていますし。

昭和の時代にはそんな人が平気でゴロゴロいましたけど、平成にそういうヤツがいても面白いかなと。

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最終更新:9/29(日) 8:14
BuzzFeed Japan

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