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「ふざけんじゃねー!」池松壮亮をガチギレ奮起させた、蒼井優の最高すぎる言葉

2019/9/28(土) 7:05配信

BuzzFeed Japan

原作者に止められて

――原作者の新井英樹先生に必死に止められて、断念したと聞きました。

3~4年前、真利子哲也監督に誘われて、原作者の新井英樹先生に初めてお会いして。

「実は歯を抜こうと思ってます」とお伝えしたら、「いや、本当にやめた方がいい。歯は神経がたくさん通っているし、1本抜けるだけでも思考回路が変わるかもしれない」と。

医学的というか科学的に説得されて(笑) いいように変わってくれればいいけど、これ以上悪くなると確かにキツイなと思いましたね。

その後、中野靖子役の蒼井優さんにも「もし駄作になったらどうすんの?」と言われて。作品が汚点になる可能性もゼロではないわけで、「そうしたら本当にどうすんの?」って。

確かに、と思ってやめました。

蒼井優との縁

――宮本と靖子が愛を貪り合うシーンやケンカする場面では、魂と魂のぶつかり合いを感じました。

蒼井さんとは何かと縁がありまして。

僕が初めて主演した映画(2005年『鉄人28号』)でも主人公とヒロインでしたし、12歳で初めて出たドラマ(2002年『うきは~少年たちの夏~』)でも共演してるんです。

同じ福岡出身で、実は家も近所。3年ごとに必ず1作品に収まるみたいなことが続いていて。いつか、がっつり組む日が来るんだろうなと。

そうしたら、去年の『斬、』から2年連続でこんなにヘビーな作品が続いたんですけど。普段はもう、本当にただの仲良しですよ。

年が離れているということもあって、何でも話せる。蒼井さんが5歳上なんですけど、ものすごい男前な方で。

蒼井の存在に救われた

――いい関係性。

本当にいろんな場面で助けられました。

僕は割と物事に対して、深みに入っていくタイプなんですね。『宮本から君へ』もそうですけど、深みに入ってどんどん自分をえぐっていったうえで、その混沌のなかで光のようなものを見つけようとする。

一方で蒼井さんもう本当にカラッとしていて、何にも執着がない。『斬、』『宮本』の2作品を並べると、蒼井さんがいることでバランスがとれたんじゃないかなと思いますね。

――ドツボにはまりそうな時に、蒼井さんが和らげてくれたんですね。

この映画、いまの体制になってから3回ぐらい暗礁に乗り上げてるんですよ。要は間に合わない、ちょっと延期します、みたいなことで。

本当にやれるのか?ってことが何度も何度もあった。

そんな時に、久々に蒼井さんに会って。僕が本当に頭を抱えていることを察知した蒼井さんが「もう、いいんじゃない?」って言ったんですよ。

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最終更新:2019/9/29(日) 8:14
BuzzFeed Japan

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