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「ふざけんじゃねー!」池松壮亮をガチギレ奮起させた、蒼井優の最高すぎる言葉

2019/9/28(土) 7:05配信

BuzzFeed Japan

マジか…と思った「ひとこと」

――えっ。蒼井さんもヒロインなのに。

「もうさ、いいんじゃない。次進もうよ」って笑いながら。ものすごい腹が立って、「ふざけんじゃねー!」と思って。そこから火がついて、もうワンギア上がったんですよね。

あの人なりの優しさと受け止めたし、そう言ったら僕に火がつくって多分知ってたんじゃないかと思うんですけど。

――蒼井さん、最高すぎる。

本当に宮本と靖子みたいなところがあって。すぐ着火してくるんですよ(笑)

――天然なのか、確信犯なのか。

半々でしょうね。マジか…と思いましたもん。

怒りのない映画は腹が立つ

――過去のインタビューなどを読むと、池松さんは「怒り」という感情を大切にしているように感じます。

すごくネガティブな言葉として使われがちですけど、喜怒哀楽のバランスを失うと人間は狂う。怒りを鎮めて喜びだけを増やしていきましょうって、フタをしすぎているように思うんですよ。

赤ちゃんが生まれてきて、この世界に雄叫びを上げる。おなかがすいたと泣く。あれも一種の怒りだと思うんですね。自分はこうしたいんだ、自分はこうありたいんだっていう。

そういうものをみんなが煙たがると、本当にヤバイことになると思っていて…。僕は怒りのない映画を見ると、ものすごく腹が立つんですよ。

優しい映画でもいい。どんなパッケージの仕方でもいいんですけど、そこに怒りがないと。

怒りの矛先は

――宮本も常に怒りをたぎらせています。

『宮本から君へ』は時代の空気も相まって、割と直接的に表現していますね。

腹立たしさはどうしたってなくならないし。これだけ誰かの人生に触れる職業をしておきながら、自分の怒りをおさめてしまうことに、ものすごく抵抗があるんです。

――池松さん自身は内に秘めた怒りをどうやって処理していますか。作品へ昇華するのか、心のなかで飼いならすのか。

私生活ではいろいろありますけど、やっぱりみんなが苦しいのは対人(ひと)、対社会への怒りじゃないですか。

映画の冒頭で、宮本は自分の頬に思い切りビンタします。「俺はたくさん人にかみついてきたけど、実は自分に対して一番かみついてるんだよ」っていう決意表明というか。

この映画をやることへの決意表明。自分が生きてきた罪。自分のなかの欺瞞。その上で生きていく義務。誰かに対して怒る義務。誰かに対して笑う義務。自分の人生を喜ぶ義務。バラ色の人生にする義務――。

そういうものを、宮本の力を借りれば見せられるんじゃないかと。…あれ、何の話でしたっけ?

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最終更新:2019/9/29(日) 8:14
BuzzFeed Japan

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