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同じ「原付」でも原付免許で原付2種のバイクは乗れない? 2つの法律にある別々の区分とは?

9/30(月) 18:00配信

バイクのニュース

バイクの車種と免許の区分は混同しがち?

 バイクの車種の呼び方と免許の区分は複雑です。例えば「原付免許」があっても「原付2種」と呼ばれるバイクは運転できません。また、125ccを境界に、自動車専用道路を走ることができる、できない、という違いがあります。

意外と複雑な「原付2種」のルールを写真でチェック

 それは「道路運送車両法」と「道路交通法」という2つの法律に関係があります。

●道路運送車両法におけるバイクの区分

 道路運送車両法は主に、自動車、軽車両、原動機付き自転車を製造、保有するうえでのルール、と表現できます。ここで2輪車は、エンジンの排気量によって「第1種原動機付自転車」「第2種原動機付自転車」「2輪の軽自動車」「2輪の自動車」の4種類に分けられています。

・「第1種原動機付自転車」排気量50cc以下
・「第2種原動機付自転車」排気量50cc超125cc以下
・「2輪の軽自動車」排気量125cc超250cc以下
・「2輪の自動車」排気量250cc超

 区分と名称をよく見ていくと、125ccを境界にして「自転車」と「自動車」に分けられていることに気が付きます。125cc以下のバイクのナンバープレートは市区町村、125ccを超えるバイクのナンバーは運輸局が発行することも大きな違いです。

 また、高速道路を含む自動車専用道路で走行ができるのも125cc超のバイクです。「自動車専用」とある道路であれば、「自転車」とされる125cc以下のバイクは通行できず、「自動車」である125cc超のバイクが走ることができるのも納得です。

 車検についても道路運送車両法に規定されていますが、車検があるのは250cc超ということと、250cc超が2輪の「自動車」に分類されることに合致しています。

●道路交通法におけるバイクの区分

 一方、道路交通法とバイクの関わりは、公道を2輪車で利用するうえでのルール、と表現できます。公道を利用するうえで運転免許は必要不可欠なもののひとつで、ここで2輪車の免許は「原付免許」「普通二輪免許」「大型二輪免許」の3種類です(条件については後述)。

・「原付免許」排気量50cc以下
・「普通二輪免許」排気量400cc以下
・「大型二輪免許」排気量に制限なし(AT限定は650cc以下)

 この区分を見ていくと、道路運送車両法で「第2種原動機付自転車」と区分されていても、エンジンの排気量が50cc超125cc以下であるため、道路交通法では「普通自動二輪車」に分類され、必要な運転免許も「普通二輪免許」が必要になります。

 また、道路運送車両法では125cc、250ccを境界として呼び名が変わりますが、道路交通法での免許区分は400ccに境界があり、400cc以下ならば「第2種原動機付自転車」「2輪の軽自動車」「2輪自動車」のいずれでも「普通二輪免許」で運転できることになります。

 2輪の免許の種類としては前述の3種類ですが、現在、普通二輪免許には125ccまでの「小型限定」として取得することも可能です。ちょうど道路運送車両法でいう「第2種原動機付自転車」が運転できる免許になり、人によっては「原付2種免許」と呼んでしまう人もいるようです。

 なお、教習所や運転免許試験場で取得できる免許は、普通二輪小型限定を含めて4段階、さらに原付以外は4輪の普通免許と同様の「AT限定」があり、バイクのための免許は実質7種類ということになります。

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最終更新:10/5(土) 10:40
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