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「つらい選挙だった」災害対応中の選挙となった君津市議選の投票率は約12%も下落。候補者と選管に内情を聞く

10/1(火) 6:34配信

選挙ドットコム

9月15日告示、22日投開票された千葉県君津市議会議員選挙(以下、君津市議選)。台風15号による停電・断水などの被害の復旧が行われている中での選挙となり投票率は前回よりも約12%も下落しました。公職選挙法の規定で議員の任期を延長することができず(告示以降は投票日を延期することも投票日当日に投票所で投票ができないような事態が想定される場合以外には難しいため)当初の予定通りの告示日・投票日で行われました。

選挙ドットコムでは今回の君津市議選でトップ当選をした下田剣吾・君津市議会議員と、君津市議選を行った君津市選挙管理委員会の職員の方に今回の選挙を振り返ってのお話を伺いました。

下田氏「選挙を行うべきではなかった。市民、職員、候補者、選挙管理委員会、どの立場の方にとってもつらい選挙だった」

選挙ドットコム編集部(以下、選挙ドットコム)
この度はお忙しいところ取材をお引き受けいただきありがとうございます。今回の君津市議選を振り返ってのお話を伺いたいのですが、台風直後の市内はどのような状況でしたでしょうか?

下田剣吾・君津市議会議員(以下、下田けんご氏)
当時は市内山間部の多くの地域で停電と断水が続いていました。電気が回復しても、水道の場合、配水場の復旧や水道管の洗浄が必要なため、電気が通ってからも、最長4日ほどは水が出ません。

市街地の電気が復旧した地区でも、断水が続いていました。市内のコンビニやスーパーも閉店していて、運よく営業していたとしても、食料や燃料など、今必要なものが品薄になっていました。そうしたお店に水も電気も止まった山間部から市民が買物に来ていました。

コインランドリーやガソリンスタンドも行列ができていていました。当初は少し北にある袖ケ浦市まで、あるいは市原まで給油に行く方、最後は高速道路で東京湾の反対側の川崎まで給油や買物に行く方もいました。

その一方で、山間部など一部では、ガソリンがなくなり、家から出られない、あるいは大木が倒れていて歩いてなら出られるが、車が出せないなどの理由で、食料や水が手に入らず、「飢え」の状態の市民もいる悲惨な状態でした。

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最終更新:10/1(火) 6:34
選挙ドットコム

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