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<ラグビーW杯>力強いプレー支える 元ラガーマン祭典に一役 W杯会場医療責任者 守屋拓朗医師

10/3(木) 12:35配信

千葉日報オンライン

 日本代表の大活躍でますます盛り上がりを見せるラグビー・ワールドカップ(W杯)。運営側として会場の医療責任者として大会を支えるのが、千葉労災病院(市原市)の整形外科副部長、守屋拓朗医師(44)=千葉市出身=だ。「選手がより安全に、かつ強くプレーできる状況をつくる」と話す守屋氏。ラグビーとの出合い、20カ国・地域が参加する祭典との関わりを聞いた。

 自身もかつて楕円(だえん)球を追った。土気中時代まで野球や水泳などに汗を流したが、千葉県千葉高入学後は「違うスポーツをやりたかったし、我々は『スクール☆ウォーズ』(ラグビーを題材にした1984、85年の人気ドラマ)の再放送世代」。友人とともに同校で競技を始めた。

 ポジションはスクラムの要を担い、体を張るプロップだった。負荷の大きい位置もあり、3年時に膝の靱帯(じんたい)を負傷。手術を受け、全国高校大会(通称・花園)の県予選は出場できなかった。

 故障の経験もあり、医学の道を志すように。千葉大医学部進学後も競技を続けた。卒業後、県ラグビー協会で仕事を行う、整形外科の先輩から助言を受けた。「現場に行きなさい」。中学や高校などのラグビー大会に足を運び、医師として競技に携わる日々が始まる。

 NTTコミュニケーションズのチームドクターを経験し、2012年からエディー・ジョーンズ監督率いる日本代表に携わるように。スポーツ医学の専門家として治療だけでなく、故障の予防にも重きを置く。最初の欧州遠征で「自分がラグビーに携わる日本の医師の代表なんだ」と実感。日の丸の重さを痛感した。

 2015年の前回W杯を境に日本代表の人気や関心は高まった。「『ラグビー』という言葉がどんどん世の中に出るようになったのはうれしい」。昨秋のイングランド遠征にも帯同するなど代表を支え続けた。今年4月から大会運営側に立場を変えた。現在は千葉県ラグビー協会の医務委員長も務めるなど、県レベルの競技も支える。「選手がより安全に、かつ強くプレーできる状況をつくるのが我々の使命」と語った。

◇もりや・たくろう 1975年8月5日生まれ。千葉市出身。県千葉高から千葉大に進み、現在は千葉労災病院(市原市)。千葉大名誉教授で横綱審議委員会委員長を務めた守屋秀繁氏を叔父に持つ。

最終更新:10/3(木) 12:35
千葉日報オンライン

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