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1600%リターン求めるならバイオ銘柄か-ウォール街で楽観論途絶えず

10/3(木) 12:44配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): バイオテクノロジー業界では時価総額の大幅な変動はよくあることで、どの銘柄が次の注目株になるかを巡って、業界をカバーするアナリストからアイデアが途絶える状況はまずない。

ウォール街きっての強気派はナスダック・バイオテクノロジー指数を構成する218銘柄のうち159銘柄が今後1年間に2倍に上昇すると見込んでいる。ブルームバーグの集計データが示した。構成銘柄が1年後に足元の価値の10倍以上に達すると考えるアナリストも11人いる。

株式の販売を生業とするウォール街で、アナリストはそもそも過剰な悲観論で知られてはいない。一般的に「売り」の投資判断を付与される企業の割合は10%未満だ。さらに、将来への信頼感がバイオテクノロジーよりはっきりしている分野は恐らくないだろう。この業界では開発段階にある企業がボラティリティーを伴うのは当たり前で、アナリストは大幅な株価上昇を1件でも言い当てれば名声を得られる可能性がある。

投資家はこれまで、アマリンやスパーク・セラピューティクスなどについてアナリストの判断に従うことで多額のリターンを獲得したが、ウォール街が極めて楽観的である時に暴落が起きることも珍しくない。ここ数カ月はバイオジェンのアルツハイマー病治験薬の臨床試験中止やトカジェンの脳腫瘍治験薬の不振、ネクター・セラピューティクスの乳がん治験薬への失望などでアナリストの見解は揺れ動いた。

そうした中、キャンター・フィッツジェラルドのアナリスト、エルマー・ピロス氏はプロテオスタシス・セラピューティクスの目標株価を14ドルとし、同社がバーテックス・ファーマシューティカルズと競合できると強気姿勢だ。この目標株価はウォール街の他のアナリストの水準の2倍前後で、現在の株価と比較すれば1600%余りとなる。

原題:Looking for 1,600% Returns? Biotech Has No Shortage of Optimism(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Bailey Lipschultz

最終更新:10/3(木) 12:44
Bloomberg

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