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免疫活性化の仕組み解明 福島医大の研究グループ

10/4(金) 10:43配信

福島民報

 福島医大医学部免疫学講座の関根英治教授(50)らの研究グループは、ヒトなど生物に侵入した病原微生物を排除する免疫機構「補体系」を活性化させる二種類の酵素の役割を突き止めた。炎症性疾患を抑える治療法の開発につながることが期待されるという。

 同大が三日、発表した。「補体系」は約三十種類のタンパク質で構成される。活性化すると「補体」と呼ばれるタンパク質が病原微生物と結合する。この働きにより、食細胞が微生物を異物と認識し破壊する。

 三通りある補体系の活性化の仕組みのうち、レクチン経路と第二経路で「MASP-1」、「MASP-3」という二つの酵素が重要な役割を担うことを解明していた。相互作用や役割分担は謎だった。関根教授らは二つの酵素の働きを分析した。MASP-1はレクチン経路、MASP-3は第二経路だけに働くことを突き止めた。第二経路は増幅機能があり活性化作用が特に大きい。今回の研究はMASP-3を狙い打ちする薬の開発などに発展する可能性があるという。

 研究には町田豪講師(37)、消化器内科学講座の林学助手(36)が参加。米国科学誌「The Journal of Immunology」に論文が掲載された。

最終更新:10/4(金) 10:43
福島民報

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