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マスカラスVSデストロイヤー“覆面世界一決定戦”のあっけない結末

10/4(金) 22:05配信

東スポWeb

【プロレスPLAYBACK(1973年10月9日)】3月7日に死去した白覆面の魔王ことザ・デストロイヤーさん(本名ディック・ベイヤー=享年88)の追悼大会(11月15日、東京・大田区総合体育館)開催があと1か月半後に迫った。メインでは新日本プロレスの獣神サンダー・ライガー、W―1の武藤敬司、全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗が夢のトリオを結成。SANADA、BUSHI、KAI組と激突する。

 来年1月に引退するライガーが平成を代表する覆面戦士なら、デストロイヤーは1960年代にマット界を震撼させ、70年代は仮面貴族ことミル・マスカラスが世界中を熱狂の渦に巻き込んだ。今から46年前の73年10月9日蔵前国技館、旗揚げ1周年を迎えた全日本プロレスで魔王と仮面貴族が激突している。USヘビー級王座をかけての61分3本勝負だった。

「覆面世界一の意地をかけたデストロイヤーがマスカラスを迎え撃ち、4年前のロサンゼルス決戦とは攻守ところを変えて両雄が激突した。先制したのはマスカラス。ブレーンバスターからフライングクロスチョップ2発。あっという間に魔王をキャンバスに沈めた。2本目はデストロイヤーがドロップキックからレッグロック、足4の字固めでタイに持ち込んだ。決勝ラウンドは執拗に足4の字固めを狙うデストロイヤー、防ぐマスカラス。場内は一気にエキサイトした。しかし覆面世界一決定戦と銘打ったにしては、最後はあっけなかった。マスカラスがメキシカンストレッチから空中十字殺法。その2発目にデストロイヤーが体を沈めてマスカラスは場外へ突っ込んで自爆。勝負はこの瞬間に終わった」(抜粋)

 3本目はリングアウトによる勝利で、魔王が王座防衛に成功。完全決着には至らなかった。両雄は69年にマスカラスが保持していたNWAアメリカス・ヘビー級王座を争い、ロスで一大抗争を展開していた。ちなみに仮面貴族という表記はまだなく、当時は悪魔仮面と呼ばれていた。あんまりといえばあんまりだ…。

 メインはジャイアント馬場、ジャンボ鶴田組がザ・ファンクス(ドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク)のインターナショナルタッグ王座に挑むも1―1の末、トータル61分を戦い抜き、時間切れ引き分けに終わっている。馬場と鶴田は亡くなったが、追悼大会には78歳のドリーが現役選手として参戦を予定。故人にとっては何よりの供養となるだろう。(敬称略)

最終更新:10/4(金) 22:07
東スポWeb

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