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水道もガスもない...山奥にひっそりと佇む一軒家! 絶滅危機に瀕した住人

2019/10/4(金) 12:03配信

テレ東プラス

今回は「絶滅寸前!“国産漆“をとる山の上の職人」をピックアップしてご紹介。

京都の山あいに今や絶滅の危機に瀕している職人がいるという。新幹線とローカル線を乗り継いでたどり着いたのは、京都府京丹後市にある峰山。

駅から山に向かってタクシーを走らせること約40分。そこから、車が入れぬ山道を歩いていくと......奥深い山の中で“ひっそりと佇む一軒家“を発見!

この方が、今や絶滅の危機に瀕するある仕事を生業にしている大益牧雄さん。早速お宅の中を拝見させていただくことに。

元々は知人が所有していた築100年を超える古民家を管理することになり、その後、35年間このお宅に住みつき、たった一人で生活しているという。

かろうじて電気は通っているものの、水道はないので湧き水を使用。ガスもないため拾ってきた薪を燃料にしている。新聞は配達地域外のため、1日遅れで郵送されるそう。

一見、不便に見える深山での暮らしだが、大益さんがこの地で暮らすのは仕事のため。ということで仕事場へ同行することに。作業着姿の大益さんが向かったのは、山の中。すると、何やら道具を使い、木の幹を削り始めた。これは漆の木から樹液を採る「漆掻き」の作業。特殊な形をした専用のカンナで木の表面を削ると、中から漆の主成分となる樹液がしみ出してくる。この樹液を丁寧にかき集めるのだ。

漆の樹液は木の表面の傷を治す作用があり、そのためにしみ出てくるそう。そのため、削った後に3日間木を休ませ、4日ごとに採取するのが鉄則である。

文化財の修復は国産の漆で行うという決まりになっている。だがそれには漆の量が不足しており、漆採りをする職人が足りないのが現状。漆の国内使用量の約97%は外国産で、国産はわずか3%しかなく、しかも国産漆の生産量は年々減少傾向にある。

漆掻き職人は全国に数十人しかおらず、大益さんは数少ない職人のひとりだ。この日の作業は約1時間で終了。1日で採れた漆の量は約20グラム。

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最終更新:2019/10/4(金) 12:03
テレ東プラス

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