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京アニ放火 犠牲者36人に 20代女性が4日に死亡 死因は敗血症性ショック

10/5(土) 11:25配信

毎日新聞

 京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオで7月に起きた放火殺人事件で、京都府警は5日、事件で負傷し入院中だった20代の女性社員が4日夜に死亡したと発表した。事件の犠牲者は36人となった。氏名は明らかにされていないが、府警は原則、実名を公表する方針。既に公表した犠牲者については、遺族らに意向を確認するなど慎重に対応しており、府警捜査1課は「今後、遺族や会社などと調整して対応する」としている。

 事件当時、第1スタジオには同社の社員ら70人がいて、これまでに35人の死亡が確認されていた。今回亡くなった女性は負傷者34人のうちの1人。スタジオ1階で被害に遭い、玄関の外まで逃げて救助され、事件直後から入院していた。死因は広範囲熱傷による敗血症性ショック。

 府警が殺人や現住建造物等放火などの容疑で逮捕状を取っている青葉真司容疑者(41)=さいたま市見沼区=も重いやけどを負い、大阪府内の病院に入院している。気管に呼吸のためのチューブが挿入されるなど治療が続いており、逮捕の見通しは立っていない。

 事件は7月18日午前10時半ごろに発生。青葉容疑者はスタジオに玄関から侵入し、ガソリンをまいて放火したとされる。身柄を確保された際、「小説を盗まれた」と話していたという。建物にいた社員と役員計70人のうち、けががなかったのは1人だけだった。

 府警は犠牲者の氏名について遺族感情に配慮しつつ、8月2日に事前に了承が得られ葬儀も終わっていた10人を公表。同27日に他の25人の氏名も明らかにした。【小田中大、福富智】

最終更新:10/5(土) 16:18
毎日新聞

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