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米下院、ホワイトハウスに召喚状 ウクライナとの協議の内容などの資料求める

10/5(土) 19:34配信

毎日新聞

 トランプ米大統領が、政敵の野党・民主党のバイデン前副大統領と次男の汚職を捜査するようウクライナ政府に要求した疑惑で、米下院は4日、ホワイトハウスにウクライナとの協議の内容などに関する書類を提出するよう求める召喚状を出した。18日までの提出を求めている。

 召喚状は下院情報委員会など3委員会の委員長の連名で、マルバニー大統領首席補佐官代行宛てに提出された。「召喚状に従わない場合は、弾劾審査を妨害したとみなす」と強調し、資料の提出を要求している。民主党は連日、関係者を下院の関連委員会に招き、大統領の弾劾訴追に向けた準備を進めている。

 これに対し、トランプ大統領は4日、「残念ながら民主党は(下院で訴追するための過半数の)票を持っている。簡単に可決できるだろう」と指摘。一方で「その場合はとてつもない代償を民主党が払うことになるだろう」と語り、民主党をけん制。訴追を受け、上院での弾劾裁判に進めば「共和党が勝つ」と述べ、無罪に自信を示した。

 また、下院はペンス副大統領に対しても、「どのような役割を担ったか」などと問い合わせる召喚状を出した。

 下院はこれに先立つ3日夜に、非公開で証言したボルカー前ウクライナ担当特別代表が提出した、ボルカー氏とウクライナ側とのメールのやりとりなどを公開。「ウクライナがバイデン氏について捜査すれば、ホワイトハウスでの首脳会談の日程が固まる」などとトランプ政権側が捜査を強く求めていた様子が改めて浮き彫りになった。

 一方、米紙ニューヨーク・タイムズは、捜査要求疑惑の発端となった内部告発者とは別の情報機関関係者が、告発を検討していると報じた。現場の様子を直接、見聞きした人物とされており、新たな事実が明るみに出る可能性がある。【ワシントン古本陽荘】

最終更新:10/5(土) 19:34
毎日新聞

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