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【MotoGP】「本当に悔しい」クアルタラロ、マルケスという“壁”に再び敗れる

10/7(月) 17:00配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第15戦タイGPは、ペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロが終始レースをリードする展開となった。だがその後ろにピタリと張り付いていたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に最終ラップで仕掛けられ、ターン3でのオーバーテイクを許した。

【画像】タイトル獲得の記念写真を撮るレプソル・ホンダチーム

 クアルタラロは諦めずにマルケスに食らいつき、最終コーナーのブレーキングで突っ込んで勝負をかけるが、ワイドに膨らんでしまい、クロスラインで差し返したマルケスがトップでチェッカー。クアルタラロは僅かな差で優勝を逃した。

 クアルタラロが勝利を目前で逃すのは、これが初めてのことではない。彼は第13戦サンマリノGPでもレースの大半をリードしていたが、最終ラップでマルケスに追い越されて勝利を逃していた。

 図らずも“最終ラップで敗れる”という、似た展開でクアルタラロは勝利を失った。彼はこうした敗北にはフラストレーションが溜まると認めた。ただ一方で、MotoGPにおける“指標となる”ライダーと戦えたことには満足していると話した。

 サンマリノGPとタイGP、どちらの敗北がより厳しかったかを訊かれたクアルタラロは「もちろん今回だ」と答えた。

「ミサノでは結局、僕は最終コーナーで何もできなかった。でもここではトライする事ができた」

「彼をオーバーテイクしたけど、(マルケスが)クロスラインでやり返せるかどうかについては分からなかった。そして(マルケスの)後輪が見えて、チェッカーフラッグが振られた……本当に悔しかったよ」

「悔しかった。でもマルクと争えたことには本当に満足している。だって彼はオースティン以外では常に表彰台を獲っているし、何年も彼がMotoGPの指標(となるライダー)なんだからね」

 マルケスはサンマリノGPでクアルタラロの後ろで走りをじっくりと観察していたが、タイGPでも同じ方法で勝利を掴んだ。だがクアルタラロは、レース戦略を変えてマルケスにリードを許すつもりはないという。

 そしてクアルタラロは、最終コーナーで勝負を仕掛けなかった場合、日本GPまで眠れなかっただろうと話した。

「最終コーナーでは、“何か”を試したいと思っていた」

「もしそうしなかったなら、(2週間後の)日本GPまで眠れなかっただろう。だから最終コーナーで仕掛けたんだ。僕らは一歩一歩、経験を積んでいるんだ」

「戦略はミサノと同じでレースをリードすることだった。そして、先頭では良いフィーリングだったよ」

 また今回のタイGPから、クアルタラロのYZR-M1のエンジンに科せられていた500rpm分の、回転数制限が外された。年間に使用できるエンジン基数の関係もあり、チームとして回転数を抑えていたのだ。

 そのエンジン回転数の制限が緩和されたことで、ストレートで多少の助けになったと感じられる効果があったとクアルタラロは語った。

「(レースでは)前には誰もいなかったから、判断するのはとても難しい」

 クアルタラロは500回転の違いについてそう語った。

「だけどレースの間、確かにストレートで少しの差があることに気がついた」

「だから(500回転のプラスは)助けになったと思う。しかもヤマハにとってはそもそも合っているトラックだった。ただホンダは最高速を改善してきているから、こういった良い結果になるとは期待していなかった」

「結果にはとても満足している。勝利まで0.2秒以下の差だったんだからね」

Lewis Duncan

最終更新:10/7(月) 17:00
motorsport.com 日本版

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