ここから本文です

ノーベル賞、日本人受賞者大胆予想! 自然科学分野、ブラックホール観測も有力か 科学ジャーナリスト・馬場錬成氏が解説

10/7(月) 16:56配信

夕刊フジ

 7日からノーベル賞ウイークが始まる。今年は米科学情報会社の受賞者予想に日本人の名前はないが、世界的な業績を持つ日本人研究者は多い。NPO法人21世紀構想研究会理事長で科学ジャーナリストの馬場錬成氏が、自然科学分野でいつ受賞しても不思議ではない日本人候補をピックアップした。

 7日に医学・生理学賞、8日に物理学賞、9日に化学賞が発表される。10日に文学賞、11日に平和賞、14日に経済学賞と続く。

 「ノーベル賞は2年連続で同じ分野に与えられることはない」と馬場氏は解説する。

 昨年、免疫療法の研究で本庶佑・京大特別教授(77)が受賞した医学・生理学賞で、馬場氏が名前を挙げるのが、「小胞体ストレス応答」を研究する森和俊・京大教授(61)だ。小胞体ストレスは、タンパク質が正常な構造に変化しないまま細胞内に蓄積され悪影響が生じるもので、がんや糖尿病、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎などにかかわる仕組みとされる。

 遠藤章・東京農工大特別栄誉教授(85)はコレステロールの血中濃度を下げる物質「スタチン」を発見、コレステロール値を下げる薬の開発など心臓病の予防や治療に貢献した。

 物理学賞では、数百億年当たり1秒しか狂わない「光格子時計」を提唱した香取秀俊・東大教授(55)や、リニアモーターカーにも応用された鉄系超伝導物質を発見した細野秀雄・東工大栄誉教授(66)らが世界的に評価されている。

 同賞は天文学も対象だが、国際研究グループがブラックホールの観測に成功したことも話題になった。日本の代表は国立天文台水沢VLBI観測所の本間希樹教授だ。

 化学賞では、スマホやノートパソコンに使われるリチウムイオン電池を開発した水島公一・東芝研究開発センターエグゼクティブフェロー(78)、吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)らが注目される。

 「応用が広がることで受賞確率が高まることはある」と馬場氏。やはり、期待は高まる。

最終更新:10/9(水) 21:27
夕刊フジ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事