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FA史上最も“コスパのいい男”…ソフトB福田の今オフ大争奪戦不可避 FAは『2つに1つ』だ

10/7(月) 11:30配信

中日スポーツ

◇龍の背に乗って<CS特別編>

 2日で10本の本塁打を見たが、文句なしの最長不倒だった。4回にソフトバンクの福田秀平が放った勝ち越し弾は、右翼席中段まで飛んだ。本人も「今年一番の当たりでした」と自賛。とてもCランクの選手の打球ではなかった。

 「ベンチを一周して…。あ、ベンチに慣れているので間違えました。グラウンドを一周して、すごく気持ち良かったです」。場内を笑わせたコメントが、福田の立ち位置を物語る。だからこそこのオフ、彼を巡る大争奪戦が確実視されている。

 FAには補償制度がある。所属球団の日本人選手で上位3名までの年俸なら「Aランク」。4から10位は「Bランク」。それ以下が「Cランク」だ。Aの選手を獲得すれば、旧年俸の80%もしくは50%プラス人的補償。Bは60%か、40%プラス人的補償が発生する。今季の推定年俸3600万円の福田は、補償不要のCランク。通常、このランクは守備や走塁の職人タイプが多いのだが、福田の評価は「ソフトバンクじゃなければ、不動のレギュラー」。FA史上最もコスパのいい男なのだ。

 一方、楽天の浅村は2日で3本塁打、6打点と打ちまくっている。巨人の丸と同じく、昨季FA市場の目玉だった。ここからは僕の持論を書く。どんな犠牲を払ってでも、チームを変えてくれるスーパークラスの選手にいくか、コスパを優先してCランクに狙いを定めるか。FAは二つに一つ。浅村は前年最下位の楽天をCSに導き、丸はV奪回に貢献した。もしも「マネーゲームをやらない」と節度を重んじるのなら、それもいい。ただ、最も愚策なのが「取れそうな選手」にいき、人的補償が発生することだ。

 「誰の代わりとか関係なく、準備して試合に臨みました。明日も出るかはわかりませんが、準備はしっかりしたいです」。ソフトバンクは全力で慰留するようだが、中日なら福田にこんなことは言わせない。30歳。俊足で強肩。ぜひとも名古屋へ…。(渋谷真)

最終更新:10/7(月) 11:30
中日スポーツ

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