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十五代酒井田柿右衛門さんら、ドイツでトークイベント 有田・マイセン友好40年記念

10/7(月) 15:09配信

佐賀新聞

 有田町とドイツ・マイセン市の姉妹都市提携40周年記念トークイベントが1日、ベルリン市の在ドイツ日本国大使館で開かれた。松尾佳昭町長や十五代酒井田柿右衛門さんら関係者6人が登壇。青少年相互派遣で世代を超え、友好を受け継いだ歴史を振り返り、磁器でつながった縁のさらなる進展を誓い合った。

 有田町とマイセン市は1979年に友好都市を締結し、周年事業を展開するほか、92年から青少年訪問団が互いに行き来している。

 トークイベントでは、各登壇者が青少年交流の重要性を指摘。柿右衛門さんは、マイセンの磁器が柿右衛門様式など有田焼を参考にして作られ、先代が交流開始時のメンバーだった点にも触れた。その上で「青少年交流で、子どもの頃から地元を誇れる経験をするのは成長の糧になる。焼き物の仕事場を見て、将来の仕事にしたいと思う子が増えれば」と語った。

 マイセン磁器製陶所のケーアヨグ・ヌッスドファー社長も「絵付けなどの文化遺産を継承する若者を育てるのは難しい」とし、青少年交流が後継者育成につながることを期待した。

 八木毅駐ドイツ大使は「40年も交流が続いているのは、文化で結びついたソフトパワーの強力さや持続性を示すいい例」とし「交流は後を継ぐ人がいないと長続きしない」と青少年を重要視した交流を評価。ドイツでの有田焼の知名度アップへ「企業間の協力関係のサポートや、ジェトロなど政府関係機関含めて役割を果たしたい」と述べた。

 トークイベントには、独日友好協会やマイセン有田友好協会会長も登壇。有田街からの訪問団約30人も招待された。同町訪問団は9月26日から10月3日までマイセン市などを訪れた。現地での活動は後日、詳報する。

最終更新:10/7(月) 15:09
佐賀新聞

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