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サリドマイド薬害、仕組み解明 血液がん新薬開発に期待

10/8(火) 0:00配信

朝日新聞デジタル

 睡眠薬として使った妊婦の子どもに深刻な薬害を引き起こしたサリドマイドについて、東京医科大などの国際共同研究グループは8日、薬害の仕組みを解明したと英専門誌に発表した。サリドマイドは現在、血液がんの治療薬として使われており、副作用を抑えた新しい薬の開発が期待できるという。

 サリドマイドは1950年代に睡眠薬として発売されたが、妊娠初期にのむと子どもの手足や耳の形が変わるなど、世界的な薬害問題になった。その後、ハンセン病や血液がんの一種である多発性骨髄腫に効果が確認され、国内では2008年に治療薬として再承認された。ただ、形態異常を引き起こす仕組みは不明で、新薬開発の課題になっている。

 東京医科大の半田宏特任教授と伊藤拓水准教授らは2010年、サリドマイドを細胞に加えると「セレブロン」というたんぱく質とくっつくことを発見。今回、この物質が、手足や耳の形成に関わる「p63」というたんぱく質を分解してしまうことを突き止めた。

朝日新聞社

最終更新:10/8(火) 7:16
朝日新聞デジタル

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