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死亡事故率、夜間は日中の2倍 熊本県内

10/8(火) 8:07配信

熊本日日新聞

 熊本県内で2014年から18年までの5年間に発生した人身事故は計3万946件。このうち日没前から日の出までの「夜間」の事故は9709件と全体の3割だが、死亡事故は174件(死者179人)と「日中」の174件(同176人)と同数で、夜間の死亡事故率(1・8%)が、日中(0・8%)の2倍を超えることが、県警の分析で分かった。

 夜間の運転が死亡事故につながりやすい実態が、あらためて浮き彫りになった。

 県警交通企画課によると、夜間の事故を月別でみると、日没が早まる9月から3月までの発生率が、1月の44・3%をピークに高くなる。類型別では「車両同士」が大半で、追突4割、出合い頭2割弱、右左折中1割強など。

 一方、夜間の死亡事故174件のうち「車両対人」が98件で6割弱を占めた。日中の「車両対人」の死亡事故37件と比べ、2・6倍に跳ね上がる。

 夜間の「車両対人」の死亡事故98件のうち、歩行者が横断歩道のない場所を横断中だったケースが最多で、半数を占めた。右側通行が原則の歩行者が、左側を歩いていて背後からはねられた事例もあった。98件のうち6割強が、歩行者にも法令違反がみられた。

 同課は夜間の死亡事故の要因を「暗くて歩行者や自転車に気付きにくい上、車の通行量が少なく、スピードを出し過ぎるため、人と衝突すれば重大事故につながりやすい」と指摘。事故防止策として(1)歩行者の反射材着用の徹底(2)車の早めのヘッドライト点灯(3)ヘッドライトの上向き活用-を挙げる。

 県警は10日から来年1月まで、「ひのくにピカピカ運動」と銘打ち、幹線道路でドライバーに早め点灯を呼び掛け、高齢者らに反射材を配布するなどして啓発に力を入れる。(丸山宗一郎)

(2019年10月8日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:10/8(火) 9:54
熊本日日新聞

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