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さよなら、ダンジョン駅!? ヤフーが開発する「GPS不要」の位置情報技術がすごい

10/8(火) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

電車の駅構内で出口がわからなくなる。デパートなどの大型店舗で目的の店や陳列棚を見失う。そんなことはないだろうか。

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筆者は自他共に認める方向音痴だが、スマートフォンの地図アプリなどのおかげで、見知らぬ土地でも目的地にたどり着けるようになった。しかし、地下や屋内は話が別だ。GPSの電波が届かない・届きにくい場所では正確な現在地はわからず、やっぱり道に迷ってしまう。

そんな屋内迷子にとって救世主となる可能性がある技術をヤフーは開発している。その名も「SCAN(スキャン)」だ。SCANはGPS情報を一切使わず、スマートフォンのカメラで地図を読み取るだけで現在地を特定し、移動後も現在地を教えてくれる技術だ。

ヤフーは、10月1日から4日に台湾・台北市で行われた人間とコンピューターの関わりを研究するHCI(Human Computer Interaction)領域の国際的な会議「MobileHCI 2019」に出展し、このSCANを出展。同会議でデモ部門の最優秀賞にあたる「Best Demo Award」を受賞したという。

世界の最先端技術の集まる会議でも注目される同技術は一体どのようなものなのか。ヤフーでSCANの研究開発を進める鈴木健司氏と西紗記子氏に話を聞いた。

スマホで地図を撮るだけで現在地と向きを特定

前述のようにSCANはGPSなしでも現在地を特定できるのが最大の特徴だ。ざっくりとだが、以下の様なフローになっているという。

対象の地図をスマートフォンで撮影する

写真に対し画像処理を行い、正面から撮ったような画像に加工する

画像から特徴量を抽出し、どの地図か特定する

撮影した地図の画像と登録された地図の画像から三次元的な位置情報を算出。撮影した場所と向きを特定する

SCANを使うフローもいたってシンプルだ。ユーザーは指定された地図をスマートフォンのカメラで撮影するだけ。すると、撮影した地図上に現在地を示す青い点が表示され、自分がどこにいるのか、どの方向を向いているのかがわかる。

その後歩き始めても、スマートフォンのジャイロや加速度センサーなどを活用することで移動量や向きを算出。常に現在地を特定できるといった具合だ。

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最終更新:10/8(火) 23:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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