ここから本文です

女子プロテストの狭き門 3部ツアーの必要性は?

10/8(火) 19:15配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

畑岡奈紗が今季メジャー1勝目を挙げた9月の「日本女子プロゴルフ選手権」で、同学年の杉原彩花はロープ外から畑岡のプレーを見つめていた。「なにが違うのかなと思って…」。杉原は昨年、このチェリーヒルズGCで行われたプロテストファイナルで26位。合格には2打届かなかった。

【画像】私も今年のプロテスト受験組です

日本女子プロゴルフ協会の規定変更により、今年のプロテストはさらに厳しい戦いとなっている。華やかなレギュラーツアーの舞台に立てる選手はひと握り。もしプロテストに合格できなければ、基本的に国内ツアー出場は不可能だ。そうなった選手たちは、いったいどうすればよいのだろうか?

今年のプロテストは2 次予選から出場する杉原だが、8月末には韓国女子ツアー(KLPGA)のインターナショナルクオリファイングトーナメント(IQT)に参加してきたという。タイ・パタヤで開催されたIQTは4日間72ホールで、上位3人にKLPGAのファイナルQT出場権、上位30%(最少6人~最大20人)にセカンドQT出場権が与えられる。さらに、順位に応じて2部ドリームツアー、3部ジャンプツアーの出場権やQT出場権が付与される。杉原はこの大会で20位となり、同6位の立浦琴奈とともに、ひとまずはKLPGAのセカンドQT出場権という“保険”を得て帰国した。

海外ツアーの参戦経験豊富な中山三奈によると、他にアジア各国で行われているツアーには以下のような特徴があるという。

【中国ツアー】ツアーとしてしっかりしていて、コースコンディションもよく、セッティングも面白い。中国、タイ、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどの選手が中心。賞金はステップアップツアーより少ない試合が多い。

【台湾ツアー】コースに練習場がなかったり、コンディションがあまり良くないコースが多い。プリファードライの追加ローカルルールが多く、グリーンスピードは8フィートほど。賞金総額は180万~1000万円。台湾やタイのうまい選手が出てきて、レベルは上がってきている。

【フィリピンツアー】賞金は少ないが、戦略性のあるコースが多く面白い。台湾ツアーとの共催も年に3、4試合。中国、台湾ツアーともに出場できない選手が出ていることが多い。

もし、国内プロテストに通らなければ、海外で戦うというのもひとつの選択肢となりそうだ。中国ツアーは年明け(今年実績)、台湾ツアーは11月に予選会が開催される。とはいえ、それには先立つお金も必要だ。杉原は「韓国ツアーはプレーフィーが高くて、キャディ込みで1ラウンド1.5万円くらいすると聞いた」とちょっぴり不安そうだった。

1/2ページ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事