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リオ4冠の女王バイルスは健在 最高「J難度」の新技披露

10/8(火) 22:35配信

毎日新聞

 ◇体操世界選手権第5日・女子団体決勝(8日、ドイツ・シュツットガルト)

 2016年リオデジャネイロ五輪で個人総合など4冠に輝いたシモーン・バイルスが、米国のエースとしてチームを5連覇に導いた。「金メダルは最高で光栄に思う」。142センチと小柄だが、存在感の大きさは群を抜く。

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 会場のアナウンスが名前を呼ぶ度に大歓声が起きた。全4種目に出場して3種目で最高点を出した。そのうち床運動では国際連盟から男女通じて最高の「J難度」に指定された新技「後方抱え込み2回宙返り3回ひねり」を披露。屈指の跳躍力で華やかに着地まで決めると、いっぱいに埋まった会場の興奮は最高潮に達した。

 これまでは男女とも1段階下のI難度が最高だった。この新技は男子ではG難度に当たり、白井健三(日体大大学院)らが使っている。女子の新技としてバイルスの名が付く予定だが、既に床運動で自身の名の付いた技があり、「バイルス2」となる見込みだ。

 6歳で体操を始めたバイルスは圧倒的な身体能力を誇る。リオ五輪後に休養し、充電期間を終えて昨夏に実戦復帰。昨年10~11月の世界選手権ではブランクを感じさせない演技で4冠に輝いていた。これで男女通じて歴代最多の世界選手権の金メダル獲得数を15個に伸ばした。

 常に結果を求められる立場となり「よく緊張で足が石のように重くなる」と言う。それでも22歳にして重圧も緊張も笑みで包み込んでしまう強さを備えている。【円谷美晶】

最終更新:10/9(水) 1:12
毎日新聞

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