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結愛ちゃん虐待死で求刑18年 雄大被告に7回面会した心理学者の法廷証言を読み解く

10/8(火) 8:04配信

AbemaTIMES

 東京・目黒区で船戸結愛ちゃんを虐待死させた罪などで起訴された船戸雄大被告の裁判で7日、検察側は雄大被告に懲役18年を求刑した。

【映像】雄大被告に7回面会した心理学者の証言を読み解く

 その時、雄大被告は特に表情を変えることなく、下をうつむいたまま話を聞いていたという。しかし最後、裁判長から「何か話すことはありますか?」と聞かれると、涙を流しながら「本当に本当に申し訳ございませんでした」と述べ、この日の裁判を終えたということだ。

 懲役18年の求刑について、一連の裁判を取材しているテレビ朝日社会部の古賀康之記者は「優里被告の求刑11年と比べると重いが、保護責任者遺棄致死に加えて傷害や大麻取締法違反の起訴内容もある。優里被告と比べても今回の事案に主導的な立場だったこと、5歳児を何度も殴ったことなどが考慮されたと思われる」と説明。同種の事案の中で求刑18年は重い方だという。

 また、雄大被告の供述からは自己保身が感じられる場面もあったといい、「4日の被告人質問では、言い切ると言質を取られる可能性もあるので、やや言葉を選びながら『~思っています』『~だと思います』と繰り返す場面が気になった」「雄大被告が述べるとおり結愛ちゃんと真摯に向き合おうとしたところもあったと思うが、優里被告との間の息子に対しては観光に行ったり十分な食事を与えていたりしていた。雄大被告は躾が行き過ぎたと主張しているが、息子との差を考えると疑問が残る」との見方を示した。

 雄大被告と7回面会した弁護側の証人、山梨県立大学人間福祉学部学部長の西沢哲氏は、雄大被告について「自己肯定感が低く他者が自分をどう見ているかに過敏。両親が不仲で父親に対して強い怒りがあり、引っ越しも多かった。会社の中でも不適合感があり、人生の方向性を見失った。自分がどういう人生を歩みたいのかわからなくなり、意味を理想の家族にすることにしたのではないか」と証言している。

 また、結愛ちゃんへの虐待が始まったことについては、「(結愛ちゃんへの)無力感が高まっていき、自分の存在感のなさや無力感が強まった。冷酷な犯行に見えるが、実はやろうとしていることがどんどん悪い方向に行く典型例」と述べている。

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最終更新:10/8(火) 8:04
AbemaTIMES

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