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「今の自分のクラブ」と比べるのは危険!? ギアオタクが考えるゴルフクラブの選び方

10/8(火) 6:33配信

みんなのゴルフダイジェスト

この秋冬に向けて各社から新作クラブがそろっている。気になっているクラブもあるしそろそろ買い替えを検討しているという人も多いと思うが、その際に「今使っている自分のクラブ」と比べながら選ぶのは危険だと話すのは業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。新作とマイクラブを比較するのはむしろ「常識」だと思えるが……その意図は!?

同じロフトでも重心位置で上がりやすさは違う。同じ「S」でも硬さは違う

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。夏に発表された新製品が店頭に並び、そろそろ冬のボーナス商戦に合わせた商品の情報がちらほら聞こえてくる時期になりました。

新製品が発売されるたびに、良く開催されるのが試打会です。最近の試打会はメーカーが直々にやっているケースが多く、ほぼすべてのスペックを持ち込んでいるので普段打てないようなスペックも打てる絶好の機会です。

試打会に参加する方は、入れ込み方は違えど、「今使っているクラブより良いのないかな~」といった想いがあると思います。そりゃ当然ですよね。今使っているクラブより結果や振り心地が悪くなってしまったら買い替える意味がありませんから。

ただ今使っているクラブと比較しすぎるのも問題があります。

みなさんは、試打するスペックを今あるクラブと比較して決めていると思います。シャフトのフレックス、ヘッドのロフト等ですね。最初のスペックを選ぶ基準として今使っているクラブのスペックを使うぐらいは良いですが、その数値に囚われ過ぎてしまうと、自分にピッタリのスペックにたどり着けない可能性があるのです。

ヘッドのロフトはボールの打出し角に大きく影響する部分ですが、ヘッドの重心深度によってもボールの打ち出し角は変化します。シャフトにしてもR、Sといったフレックスの表記は統一基準がありませんので、あるシャフトのSは別のシャフトのRと同じぐらいの硬さなんてこともあり、「ちょっと前のより上手く打てないけど、このスペックが自分に合っているはず」なんて考えているとそのクラブの本当の性能を体感できなくなってしまいます。

試打していてピッタリのスペックが見つかり、「今のクラブより合うし飛ぶ!!」となった場合是非その勢いでお買い上げいただきたいのですが(笑)、万全を期すなら、その買い替えるクラブとではなく、自分の持っている他のクラブとの相性も考えてみてください。

試打会は、スペックは違えど同じジャンルのクラブを連続して打ちますので、その長さや重さだけに慣れてしまっている可能性があります。ドライバーを試打しているのであれば、自分の持っている他のジャンルのクラブ、アイアンやフェアウェイウッドなどとの流れが適当かどうかという部分にも気を配ると、購入して3か月で中古ショップ行き……なんてことは起きづらくなります。

とはいえ試打会は自分のクラブと比較する時間がほとんどなく、交互に打つといったことはまずできません。試打会のスタッフさんにはクラブに詳しい方がたくさんいらっしゃいますから試打させてもらったクラブの重さなどを聞きつつ、今使っているクラブのスペックの話をしたり、実際に見せて相性がどうかなども聞いてみると良いでしょう。

小倉勇人

最終更新:10/8(火) 6:33
みんなのゴルフダイジェスト

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