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車の「最小回転半径」の中心と後輪の意外な位置関係とは?【動画で解説】

10/8(火) 11:28配信

Park blog

動画・勝尾 仁

車のカタログでよく見かける「最小回転半径」。これって一体何? 知ってるようで知らない最小回転半径について、JAF新井インストラクターと一緒に実験してみました。

【写真】最小回転半径について詳しく知る!

こんにちは、ライターの横内です。車の「最小回転半径」ってご存知ですか? これは、車のカタログに載っている、「小回り」のよさの目安になる数値のことです。

 めいっぱいハンドルを切って旋回した時に一番外側のタイヤの中心が描く円の軌跡。この円の半径を「最小回転半径」といいます。

 今回の実験では、JAF新井インストラクターと一緒に、この最小回転半径を実測してみたいと思います!

 新井インストラクター、よろしくお願いしま~す。

カーメーカーに教わりました。最小回転半径には、算出するための計算式があった!

 ところで、カタログに記載されている最小回転半径の数値は、カーメーカーさんではどのように計っているのでしょうか? 私たちのように、実測しているのでしょうか? 

 そこで、実際にカーメーカーさんに話を聞いてみました。

 すると、「すべて理論値です」とのこと。

「最小回転半径に関して保安基準に記載があり、それにのっとって計算により求めています」(カーメーカー広報担当者談)

 なるほど~そうなんですね。

 保安基準とは、「道路運送車両の保安基準」のことで、道路運送車両法という国の法律があって、その細かい部分を定める省令にあたります。ちなみに、道路運送車両法には、道路運送車両法施行令という政令、道路運送車両法施行規則という省令もあります。

 そこで、この保安基準を調べて計算式を確認してみたのですが、こんな感じでした。

最小回転半径の計算式

 ハァー...。若かりし頃に見聞きした「sin」や「tan」をはじめ、それらがルート(√)の中に入っていたりで、頭の中は大混乱です。拒絶反応が起こる中、それでも何とか保安基準の該当ページを読み進めてみて、私でも確認できた情報を以下にご紹介します。

 まず、計算式に使われている記号の意味ですが、以下のようになります。

R:最小回転半径

L:軸距

Tf:かじ取り車輪の輪距

α:外側車輪のかじ取り角度

β:内側車輪のかじ取り角度

「軸距」とは、前軸と後軸の間の距離で、ホイールベースのこと。「かじ取り車輪の輪距」とは、通常の乗用車では、左前輪の中心から、右前輪の中心までの距離で、いわゆるトレッドベースのことです。

 また、保安基準では、最小回転半径についての説明は次のようになっています。

「かじ取装置を右又は左に最大に操作して低速で旋回させた場合の外側タイヤの接地部中心の軌跡の最大半径」

 最小回転半径には、ハンドルのかじ取り角度以外にも車の大きさはもちろん、タイヤの位置、車の速さまで関係があるみたいですね。

 カーメーカーさんは、次のようなことも教えてくれました。

「たとえ実際に走行して最小回転半径を測っても、カタログに載っている理論値と同じ数値になることはありません。なぜなら、路面の状況(水平角度、滑りやすさ)、タイヤの状況(純正かどうか、減り具合)、ハンドルの切り具合など、不確定要素が大変多いからです」(カーメーカー広報担当者談)

 こうは言われたものの、保安基準の計算式ではまったく理解できないので、私たちには理論値を計算してみることもできません...。

 なので、実際に車を旋回させて最小回転半径の円を描き、そこから中心を見つけ出しその半径を実測してみたいと思います!

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最終更新:10/8(火) 12:40
Park blog

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