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目標は「離職率100%」。“辞める前提”を作りエンジニアの成長を本気で支える――「GOOD ACTION」アワード受賞・株式会社MapleSystems 望月祐介さん

10/8(火) 17:34配信

リクナビNEXTジャーナル

働くあなたが思いを持って動き出し、イキイキと働ける場を作っていく。そんな可能性を秘めたアクションに光をあて、応援する「GOOD ACTION」アワード(※)。リクナビNEXTが主催するこのアワードの過去の受賞者にインタビューをしていく本企画。第3回目となる今回は、2018年度の受賞者である、株式会社MapleSystems代表取締役の望月祐介さんです。
※「働く個人が主人公となり、イキイキと働ける職場を創る」。2014年度から始まった「GOOD ACTION」アワードは、そんな職場での取り組みに光を当てて応援する取り組みです。
▲株式会社MapleSystems 望月祐介さん
SES(System Engineering Service、エンジニア派遣業)を手掛ける、メイプルシステムズ。「離職率100%」という目標を掲げスキルを磨きたいエンジニアのステップアップを応援しています。
代表取締役の望月さんに、「GOOD ACTION」アワード受賞の背景とその後の変化についてお聞きしました。

「離職率100%」を打ち出したら、離職率が下がった

――2018年、採用力強化の一環として「離職率100%」という目標を掲げられました。一見「逆張り」のようですが、エンジニアの将来を本気で考えた取り組みであり、受賞のポイントにもなりました。改めて、この方針を打ち出した理由をお聞かせいただけますか?
望月 エンジニアは、常に新しい技術やトレンドを学び、変わり続ける必要がある仕事です。私自身も経験がありますが、エンジニアはいろいろな現場に入り、さまざまな人と関わることで急速に成長するもの。それなのに、企業が暗黙のうちに「うちで長く働いてほしい」と縛り付けている現状に、違和感を持っていました。
当社はSES事業として幅広い案件を抱えているので、各エンジニアが自分に合った現場に就くことができますし、それぞれの成長を最大限応援していますが、もし「他社のほうが成長できる」と感じたのであれば、そこに移るべきだと思っています。この考えを「離職率100%」という言葉で表現しました。
――「離職率100%」と明文化してしまうことに不安はありませんでしたか?例えば、優秀なエンジニアがどんどん辞めてしまうのではないか…など。
望月 そもそも、2~3年タームで勤務先を変えるエンジニアは少なくありません。成長できる環境を目指して転職を繰り返すのは、エンジニアとして当然だと思っています。ただ、中には「いろいろな環境でスキルアップしたいけれど、短期間で辞めるのはよくない」と転職をマイナスに捉えているエンジニアも少なからずいます。そういう人たちのために、「辞めてもいい」という雰囲気を醸成するのは大事なことだと思っています。
当社は以前から、何もかもオープン。全社員に案件単価を公開しているし、給与テーブルも全て提示しています。しかも、給与テーブルは同業他社に比べても高水準だと思います。そして、自分が成長できると思う案件を、自分で選ぶことが可能です。
やりたい仕事を思い切りやれる、そして必要な時が来たらこの会社を辞めて新しい環境に移ることもできる。これが結果的に居心地のよさにつながり、以前に比べ離職率は低下しています。
――離職率100%を打ち出すことで、逆に離職率が下がったということですね。
望月 決して狙ったわけではありませんが、結果的にそうなりましたね。
部屋の窓を開けても、もう一方の窓やドアを開けないと風は吹きこみません。それと同じように、「いつでも巣立っていい」と出口を用意すると、それに魅力を感じた人がどんどん入ってくるようになりました。すると、社歴の長いメンバーも刺激を受け、「もっと頑張ろう」と奮起するように。もちろん、同時に「自分も新しい環境でチャレンジしてみよう」と辞めていく人も増えましたが、「1人辞めたら3人入ってくる」という状態になりました。

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最終更新:10/8(火) 17:34
リクナビNEXTジャーナル

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