ここから本文です

売れるSUVに戻った? トヨタ「RAV4」が撤退から復活を遂げたワケとは

10/8(火) 7:10配信

くるまのニュース

販売終了から一転、帰ってきた「RAV4」

 2019年4月、国内市場へ約3年ぶりに復活したトヨタの新型「RAV4」。先代の3代目モデルが販売不振などの理由により、国内市場から一度撤退したRAV4は、なぜ売れ筋SUVとして返り咲いたのでしょうか。

RAV4とライバル車を画像で比較!(43枚)

 新型RAV4は、2019年4月から9月の販売台数は3万9299台となり、軽自動車や輸入車を除けば新車市場全体で13位に位置し、SUVジャンルでは売れ筋のホンダ「ヴェゼル(2万8829台)」、トヨタ「C-HR(2万5085台)」を抑えた堂々の首位となりました。

 前述のとおり、2016年に販売を終了し、約22年の歴史に一度幕を下ろしたRAV4ですが、北米市場での爆発的な人気に加え日本国内でのSUVブームもあり、復活をはたしています。

 トヨタによると、4月の発売から約1か月後の5月15日時点で受注台数が約2万4000台、これは月販目標3000台の約8倍となる驚異的な数字を記録したようです。

 強豪ひしめく国内SUVジャンルで1位を維持する理由について、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。

「これまでSUV新車市場をけん引してきたのは、C-HRやヴェゼルなどのスタイリッシュな都会派クロスオーバーのコンパクトSUVでした。

 対して、RAV4はミドルサイズSUVで、デザインもワイルド系です。機能面では世界初の4WDシステムを採用するなど、これまで売れ筋だった都会派コンパクトSUVとは方向性が異なるモデルです。

 また、この3車種の価格帯も大きく販売台数に影響しています。C-HRとヴェゼルの価格帯は約230万円から約300万円です。対してRAV4は、ひとつ上のセグメントですが約260万円から約380万円となり、C-HRとヴェゼルの上級グレードを検討すると、RAV4は比較対象になりやすくなることと、方向性の違う新しいSUVという点などが、売れている要因といえます」

※ ※ ※

 新型RAV4は、国内SUV車のなかでも高いレベルの走行性能と使い勝手の充実も人気の要因です。

 パワートレインは、2リッター直列4気筒ガソリンエンジンと2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターの2種類をラインナップ。

 また、新型RAV4には異なる3種類の4WDシステムを採用。世界初となる「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は、走行状態によって前後と後輪の左右にトルクを分配できます。

 ふたつめの「ダイナミックコントロール4WD」は、エンジンの動力をダイレクトに伝える機械式4WDをベースに、前後にトルクを配分する仕様です。

 みっつめの「E-Four(電気式4輪駆動方式)」は、リアモーターのトルクを増加させ、さらに前後のトルク配分を20:80まで可能にした仕様となります。

 トヨタによると、2019年5月の受注状況の内訳では、4WD車を選んだユーザーは全体の約9割、そのうち新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」搭載車は全体の約3割とのことでした。

 新型RAV4の4WDシステムについて、30代の男性オーナーは、次のように話します。

「夏にキャンプで山へ行った際、ゲリラ豪雨にあって相当な悪路を走行しました。これまで乗っていたSUVではスリップが怖くてとても走れない路面状況でも、驚くほど安定して走ってくれました。トルク配分の変化がディスプレイで確認できるのも、自分の置かれている状況を把握するのに役立ちます。

 また、悪路を走るときは、タイヤが滑る音や振動に子どもが怯えて泣きじゃくっていましたが、新型RAV4はそれがほとんどなく、最後は泣くどころか熟睡していました。それだけクルマが安定していたのだと思います」

1/2ページ

最終更新:10/8(火) 14:23
くるまのニュース

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事