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年中楽しめる超高性能 アウディRS7スポーツバックに試乗 マイルドHVで600ps

10/8(火) 9:50配信

AUTOCAR JAPAN

最新のファストバック・グランドツアラー

text:Matt Saunders(マット・ソーンダース)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

【写真】アウディRS7とRS6、S7、S6 (96枚)

クルマの高性能化が進む中で、スーパーカー並みに速い4輪駆動モデルのエグゼクティブ・モデルは、以前よりも一般化してきた現実がある。そんな中でアウディはかつての存在感を取り戻そうと、新たなクルマを投入した。

新世代のV8エンジンを搭載した、大型で豪華なRSモデルたちを街なかで目にする日も近い。新しいパワートレインとサスペンション技術を備える、このRS7スポーツバックもその中の1台だ。

相当にアグレッシブなスタイリングに、マイルド・ハイブリッドシステムを搭載。価格も強気なものだが、従来のアウディ通り、アウトバーンを圧倒的スピードで疾走するという特性を備えていることは変わらない。

騒がしくもなく、生々しさもないが、極めて速い。ある程度はドライバーの自由も許されるが、圧倒的な洗練度との引き換えにエキサイティングさは控えめ。従来の4ドア・スーパーサルーンとは一味違うクルマを欲するドライバーのための、最新のファストバック・グランドツアラー。抜群の走行性能や高い安定性、ある程度の紳士感は、しっかり備えている。

第2世代となったRS7スポーツバックには、600psを叩き出すツインターボのV8ガソリンエンジンに、8速AT、トルセンデフによるパーマネント式4輪駆動システムが搭載される。文字の上では先代と大きな違いはない。英国仕様車には、トルクベクタリング機能付きのロッキング・リアデフも標準装備となる。

A7とは一線を画すエクステリアデザイン

エンジンはアウディ・スポーツによる手が加えられ、40psのパワーと電圧48Vによるマイルドハイブリッドシステムを追加。経済性を向上させる気筒休止システムも備わるが、それは先代通り。状況が許せば、7.0~10.0km/Lくらいの燃費で走行も可能となる。

サスペンションは標準が車高調整機能付きのエアサスペンションとなり、スチールコイルにアダプティブダンパーの組み合わせがオプション。4輪操舵システムが目立った新開発技術で、アクティブレシオのステアリング・システムがフロントに装備される。

アウディ・ブランドの高性能部門、アウディ・スポーツの仕事には抜かりない。アウディの市場調査によれば、RS7のオーナーは通常のA7との視覚的な違いを重要視しているということで、アピアランスはかなり刺激的になった。

トレッドが広げられたことで、前後のフェンダーパネルは専用品となり、特にアグレッシブさを増したフロントバンパーとグリルが特徴的。随所に金属質なスタイリングが与えられている。

インテリアはA7と大きな違いはないが、非常に充実した装備と、ハイテク感とラグジュアリーさが漂う質感に、文句を並べるオーナーはいないだろう。シートは長距離移動の快適さでも、スポーツ走行のサポート性でも良好。インストゥルメントにはRS専用モードもあり斬新なものだが、通常のバーチャル・コクピットの表示の方が筆者としてはしっくり来る。

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最終更新:10/8(火) 11:13
AUTOCAR JAPAN

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