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【特集】「浪曲」人気復活の兆し 新風吹き込む若手浪曲師に密着

10/9(水) 14:28配信

MBSニュース

大衆演芸「浪曲」が今、人気復活の兆しをみせています。関西の浪曲界を引っ張る若手浪曲師の一人が新たなファンを呼び込もうと、浪曲の概念を打ち破る新作を披露。その独演会を取材しました。

「浪曲」人気を引っ張る若手の京山幸太さん

関西を中心に活躍する若手浪曲師・京山幸太さん(25)。芸歴7年、情感たっぷりに演じる任侠ものが得意です。浪曲は落語・講談と並ぶ庶民の演芸です。三味線を伴奏に浪曲師の歌と登場人物のセリフで物語が進みます。

明治時代に始まったと言われる浪曲の人気は昭和30年代頃にピークを迎えますが、寄席が減少したことなどから低迷。後継者不足が続きました。しかし、平成に入り浪曲の魅力を見直そうと若手が登場し、ここ数年人気復活の兆しを見せています。幸太さんも最近の浪曲人気を引っ張る若手の一人です。

中学ではバンド活動に没頭し、ヘヴィメタルを演奏していた幸太さん。なんとなく音楽の道に進みたいと思っていた18歳の時にインターネットで浪曲の動画と出会いました。すぐに二代目・京山幸枝若(こうしわか)さんの稽古場を訪れ、弟子入りを申し込みます。大学に通いながら修行し、22歳でひとり立ち。今は関西を中心に年間100回以上の舞台に出演し常連のファンもいます。

「自分の国にこんなかっこいい芸があったんだ。音楽だけじゃなく物語性もある、言葉のいいまわしも素敵だし、鍛え上げた声も素晴らしいし、こぶしも気持ちいいし、こんなものを見逃していたんだと思って。目標はアイコンじゃないですけど、(浪曲の)一つの入り口になりたい。全く世間が知らない状況は変えていかないといけないと思っています。」(京山幸太さん)

新作浪曲のタイトルは「ギャルサー」

幸太さんの次の独演会では、古典ではなく初めて自分で書いた作品を披露することになっています。

「古典の難しい話ばっかりだったら『浪曲は難しい』と離れてしまうかもしれないので、初めて観に来てくれた人でも楽しめるものがほしいと思ったので。」(京山幸太さん)

新作のタイトルは「ギャルサー」。浪曲の概念を覆す幸太さんならではの独創的な世界観です。

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最終更新:10/9(水) 14:28
MBSニュース

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