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【医師に聞く】外反母趾にならないハイヒールの選び方ってあるの?

10/9(水) 12:52配信

Medical DOC

足の親指が体の外側へ曲がってくる外反母趾(がいはんぼし)。ハイヒールのような先のとがった靴をはき続けていると発症しやすいようです。また、こうした社会現象ともいえる現代病に対し、新たな取り組みを見せているメーカーもあるそうです。改めて、外反母趾とハイヒールの関係を、「足と歩行の診療所」の吉原先生:に解説いただきました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
吉原正宣(足と歩行の診療所 院長)
関西医科大学卒業。洛和会音羽病院形成外科に勤務中、米国の足病医より指導を受ける。その後、下北沢病院足病総合センターなどの勤務を経た2018年、蒲田駅南口に「足と歩行の診療所」開院。足の病気と歩行の障害の解消に向けて診療を続けている。日本形成外科学会形成外科専門医、日本抗加齢医学会専門医。日本下肢救済・足病学会、日本フットケア学会、日本静脈経腸栄養学会ほか参加学会多数。

ハイヒール選びは、一つの観点にすぎない

編集部:
ハイヒールを履いている以上、外反母趾は避けられないのでしょうか?

吉原先生:
そんなことはありません。ハイヒールを履いていてもならない方がいらっしゃいますし、ハイヒールを履いていない男性やお子さんでも外反母趾を見かけます。また、外反母趾には、骨の形のような足の「構造」や、歩き方といった「癖」が大きく関係しています。

編集部:
ハイヒール選びは、あまり重要な論点にならないと?

吉原先生:
もちろん、外反母趾になりにくいハイヒールのポイントというものはあります。たとえば、「ヒールの高さが低め」「ヒールそのものが細すぎない」「足首の前の部分にストラップなどのしっかりとした支えがある」「足の形にフィットしている」などです。ただし、これらの条件をクリアしていれば、絶対に外反母趾にならないのかというと、そこまでは言い切れません。

編集部:
条件を満たす理想的なハイヒールは、実際に販売されているのですか?

吉原先生:
販売されています。足病医とシューフィッターが連携して開発した商品は良いですね。例えば、「ドクターミカ エイチ ニューヨーク」という商品は良いと思います。しかし、履き方やサイズを間違っていたり、“かわいさ”を優先した靴選びをしてしまったりと、「足に良くない」場面がまだまだ散見されます。

編集部:
加えて、ハイヒール自体の形も、使っているうちに変わっていきますよね?

吉原先生:
変わってしまいます。ですから、「ハイヒール選び」だけで外反母趾を防ぐことは無理でしょう。ほかにもさまざまな工夫や努力が求められます。

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最終更新:10/9(水) 14:19
Medical DOC

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