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日本では「ウザいだけで意味がない」との意見も…海外では当たり前のデモ、元SEALDsと幻冬舎箕輪厚介氏が激論

10/9(水) 10:01配信

AbemaTIMES

 200万人以上が参加した香港のデモや、世界5000以上の都市で一斉に行われ、400万人以上が参加した気候変動問題に関するデモ。また、韓国で行われた、文在寅大統領の退陣を要求するデモには300万人以上が参加したと言われている。そして、その中心にいるのは若い世代だ。しかし日本では、デモそのものに疑問を抱く声も少なくない。街で聞いてみても、「デモで常識を覆そうっていうのはムリじゃないか」「シンプルに邪魔。迷惑にならないようにしてほしいなって」「相手が動いてくれたら意味あるけど、あまりそういうことはないと思う」と、冷ややかな意見が7割以上を占めた。

【映像】日本ではデモに“参加したい“人はたった3%!?

 国連でスピーチを行った16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんに共感、環境問題に関心を持つ大学生や高校生を中心としたデモを主催した「Fridays For Future Tokyo(FFFT)」のメンバー、梶原拓朗氏は「ドイツは一都市だけで100万人集めている。でも、叫びながら渋谷の人たちを見ていたら、ほとんどが素通り。焦った。誰かがポンと言えば何十万人も集まるような世界じゃない。本気でマーチ(行進)しても響かない社会に対して、流れを作らないといけない。企業さんとかNGOさんと連携しつつ、流れをつくる必要がある」と話す。10万人単位が集った海外のデモに比べ、渋谷のデモに集まったのは若者を中心に約2800人。別のメンバーの男性は「友達を誘っても“怖いからいいや“とか、“予定があるから“みたいにかわされちゃう。大多数が無関心だし、“意識高いね“で終わっちゃうことがもどかしい」と語った。

 そこで7日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、日本のデモをテーマに議論した。

■箕輪厚介氏「SEALDs的なデモがめちゃくちゃ嫌いだ。マジでウザい」

 デモを始めとした社会運動に詳しい高千穂大学の五野井郁夫教授(政治学)は、「日本では2011年の東日本大震災と福島第一原発事故の後、それなりに社会運動が盛り上がっていったし、飛行機が止まったりする他国に比べればストライキもないし、デモもまだまだ活発ではない。ただ、昔はデモもとても多かったし、ストライキで国鉄が止まっていた。やはり80年代以降、日本は非常に豊かになったし、中曽根政権が労働組合をずいぶんと潰した。そしてバブル景気もあったので、“もういらないかも“と下火になっていってしまった。よく“デモはルールの外側にある“というような言い方もされるが、そうではない。民主主義には間接民主主義と直接民主主義があり、選挙で変えていく政治と、そうではないところで変えていける政治が憲法上も認められていて、そこで努力していくものにデモや抗議行動がある。それが忘れられてきたのが現状だ。たとえば女性が我慢している社会は、男性にとっても不幸な社会。それに対して声をあげていくのは全然変なことではない。しかし、それがまだ“ちょっと変なことなのかな“というふうに思われてしまっている」と説明する。

 これに対し、幻冬舎・編集者の箕輪厚介氏は「努力だけでは格差がどうにも埋められないとなった時に、不満を持った人たちが平和的な手段としてデモをするのはわかる。香港のデモも有効な手段だろう。だから世の中が平等・均一になるとデモが少なくなるというのもわかるし、日本も格差や分断が広がっていると思うので、これからデモが増えるだろうなというのも分かる。ただ、日本のデモ、特にその象徴的なSEALDs的なデモがめちゃくちゃ嫌いだ。マジでウザいし、渋滞になる。はっきり言って“自己満“、くだらない。メディアが取り上げるほどのメッセージもないのに、ワーワー太鼓を叩いているのは本当に反吐が出るほど嫌いだ」と激しく批判。

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最終更新:10/9(水) 10:01
AbemaTIMES

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