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“藍ちゃんフィーバー”の2005年と“しぶこフィーバー”の2019年。熱狂の日本女子オープンの「舞台裏」を比較してみた

10/9(水) 16:31配信

みんなのゴルフダイジェスト

畑岡奈紗の2年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた「日本女子オープンゴルフ選手権」。一方で毎度おなじみとなった“しぶこフィーバー”も健在。2日目まで大会史上最多のギャラリーが押し寄せ、2005年の宮里藍が優勝した年の大会最多動員記録更新の期待もかかった。同じ試合を題材に、二人の女子プロが巻き起こしたふたつのフィーバーを比較した。

約500名が最終ホールで藍を守った2005年

国内女子ツアーでは歴代3位となる4万6165人が詰めかけた今年の「日本女子オープン」。初日、2日目と連日、大会史上最多記録を更新していただけに“新記録樹立“の期待も大いに膨らんだ。これまでの歴代最高は2005年の同大会の4万8677人。“藍ちゃんフィーバー”の真っただ中で樹立されたものだった。

歴代1位のギャラリーを集めた2005年戸塚CC(神奈川県)と、今年のココパリゾートC白山ヴィレッジC(三重県)では立地を筆頭とした諸条件が異なるため単純比較はできないが「日本女子オープン」を切り口に、その盛り上がりぶりを比較した。

共通するのは両コースともに、しっかりと対策を練っていた点。戸塚CCは総勢759名、ココパリゾートCは同約450人のボランティアスタッフを確保し、当日の駐車場の警備やチケットもぎり、コース内の誘導やロープ係に配置し、大会運営にあたってもらったという。

2つの大会で異なったのが「どこに重点的に人を配置したか?」という点。

まずは戸塚CC。当時、ボランティア本部で陣頭指揮を執っていた同コースの中川幸広営業部長兼管理部長は、3日目まで首位で最終日、最終組スタートだった宮里藍の“周辺“の警備を強化したという。

「通常、各組につくボランティアさんは4,5人程度でしたが、宮里プロの組だけは10倍の50人態勢を敷いていました。最終日は1番ホールから宮里プロの組に2000人のギャラリーがついて、大移動しましたから」(中川さん)

宮里が2位以下を大きく引き離していた展開もあり、中川さんは「これだけでは最終的に警備の手が回らなくなる」と、感じていたという。そこで、フィーバーが沸点に達する最終ホールに、当日のボランティア509名のうち、駐車場など場外警備を除く全員を投入。

「前の組についていたボランティアさんがクラブハウスに上がってくるんですけど『悪いけど、もう1回、18番に行って下さい』って言って、全員に協力してもらいました」(中川さん)

来場したギャラリー全員が18番ホールのグリーンに殺到することを見越してのこと。クライマックスへ向かうギャラリー2万1018人の“民族大移動“の大波を、当日の509名のボランティアで対応にあたったという。

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最終更新:10/9(水) 16:48
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