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「宮市亮への特別な想い」“サッカーと音楽”の共通点に見る日本が世界で勝つ術とは?

10/9(水) 19:10配信

REAL SPORTS

「すべてはヒット作りのため」。そう考え、実際に数々のヒットを生み出してきたユニバーサルミュージックの藤倉尚社長兼CEOが考えるスポーツの持つ可能性とは? 同社がマネジメント契約を結ぶ宮市亮への想い、音楽業界とも共通するスポーツで世界の舞台で戦う術、そしてアジア発の音楽が欧米でも人気が出ている音楽業界とスポーツ界の未来図について話を聞いた。

(本記事は、9月13日に『REAL SPORTS』で掲載された記事に一部、加筆・修正を行って掲載しています)

「世界で頑張る人であれば応援したい」との想い

――今、吉田麻也選手、南野拓実選手、宮市亮選手という3人のサッカー選手のマネジメントをされていますが、今後サッカー選手や他の競技の選手のマネジメントであったり、スポーツの分野における次のビジョンはどういう形で考えているのですか?

藤倉 吉田麻也から始まったというのが本当に良かったと思っています。日本から世界を目指す人をサポートしたいというのが根底にあって、そういう人と、縁、運、タイミングがあえばサッカーに限らずやりたいな、という想いはあります。ただ、その世界、分野での“目利き”っていうんですかね。きちんと評価できる基準がないと、難しいことも理解しています。

――逆にいうといくらでも可能性はあるってことですね。そのコンセプトのところからはブラさないってことですね?

藤倉 そうですね。

――藤倉さんご自身が現在サーフィンにハマっているからプロサーファーを、ってことはないわけですね(笑)。

藤倉 ないですね(笑)。スポーツマネジメントをやっているというと、プロ野球選手からも話を頂くことはあります。けれどもそこがブレてしまうと違うかなと。たぶん、今スポーツマネジメントがうまくいっているのは、サッカーがわかる優秀な社員がいて、麻也がいて、いろんな要素がマッチしているからだと思います。

何度もケガに苦しめられている宮市亮の存在

――その中で宮市選手は、持っている才能を考えるとケガに苦しめられていることもあり大成功をしているとは言えないと思います。

藤倉 音楽の話になりますが、日本の場合、アーティストの多くはまずヒットチャートの1位や東京ドームでのライブとか紅白歌合戦とか、日本である程度成功してから海外進出を本格的に考え始めることが多いと思います。どうしても時間がかかりすぎているんです。わざと自虐的に言った部分はありますが(笑)。成功例としてBABYMETAL(ベビーメタル)みたいに、日本より海外で人気を得るような道があってもいい。

――先に海外で成功するということですよね。

藤倉 そうです。だから音楽でもどんどん世界標準で戦うアーティストが出てきてほしい。もちろんそのためには言語はある程度習得しておかないといけないんですけど。そういう意味では、宮市のように海外でプロとしてのキャリアをスタートし、日本代表になって活躍するという道が作れたら日本のアスリートにも、そしてアーティストにも、ああいう形もあるよっていう指針ができると思います。

――宮市選手が何度もケガに苦しんで、でもその中でも負けずに頑張ってきたというのを日本中のサッカーファンはみんな知っているので、応援したくなりますよね。彼が成功する物語が見たいという想いは個人的にもあります。本当に、きっと彼はいつか必ず成功すると思うので、ユニバーサルミュージックの力でしっかりサポートしてあげてください。

藤倉 任せてください(笑)。というか、3人とも可愛いですけど、宮市はそういう意味でも特別な想いもあります。麻也からも「日本人のサッカー選手の中で一番足が速いし、あいつはケガさえしなかったらもっと素晴らしい活躍が見せられるはずだ」って話しているのを何度も聞いているので、全力でサポートしたいですね。

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最終更新:10/9(水) 20:24
REAL SPORTS

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