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【台風15号1カ月】よみがえった砂の城 再開向け急ピッチ 館山ファミリーパーク

10/9(水) 13:10配信

千葉日報オンライン

 復興の足音が聞こえてきた。房総半島の南端に位置し、春には約100万本のポピーが咲き誇る館山市の観光施設「館山ファミリーパーク」。大きな被害を受けた一部の巨大サンドアートや鮮やかな花畑が復活。約1カ月ぶりとなる12日の営業再開を目指し、懸命な復旧作業が進んでいる。

 「手の施しようがない状態だった」。そう振り返るのは広報担当の庄司裕喜さん(36)。屋外に設置された切り花ハウスは多くが崩壊し、露地栽培のコスモスやダリアは消滅。粘度が高い砂を使い、台風に耐えられるよう作られた高さ約5メートルの巨大サンドアートも一部が大きく崩れ去った。

 停電や通信障害も重なり、当初は復旧が思うように進まなかった。それでも、従業員ら約30人が交代で作業に当たった。サンドアートを制作した世界的な砂像彫刻家・保坂俊彦さんも連日駆けつけ、修復に汗を流した。

 倒壊したハウスやブルーシートで覆われた屋根など園内の一部には今も爪痕が残る。庄司さんは「台風で館山の観光業が弱ってきている。この場所から、また館山を盛り上げていきたい」。台風の猛威にも負けず咲き誇る小さなヒマワリは復興のシンボルだ。

最終更新:10/9(水) 13:10
千葉日報オンライン

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