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台風19号接近 東京湾で高潮被害の懸念

10/9(水) 12:54配信

ウェザーニュース

 台風19号は強い勢力を保って関東を直撃するおそれがあります。予報円の中心を通った場合は東京のすぐ西側と通過するため、東京湾は高潮被害の懸念が大きくなります。
(予報円の中心を通った場合でも、12日(土)9時と13日(日)9時を結ぶ直線よりも外側に膨らんだ進路を進みます。)

高潮のメカニズム

 高潮は台風や低気圧が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がったり、強い風によって海岸に海水が吹き寄せられることにより海面が上昇することです。満潮時刻が近いと、さらに潮位が高くなります。

東京湾に高潮を及ぼした台風

 東京の潮位計で過去最も高い潮位を観測したのは1979年台風20号の接近時です。この台風は最盛期に統計開始以来最も強い870hPaまで発達し、関東の最接近時でも970hPa以下の気圧を維持。東京の潮位203cmは現在も更新されていません。

 静岡県上陸時の中心気圧が950hPaだった2017年台風21号のときは横浜で過去最高の潮位となる156cmを観測。東京も潮位偏差は100cm以上でした。

満潮時刻と接近が重なると潮位がより上昇

 台風の接近と満潮が重なると潮位が高くなり、過去最高に匹敵するような潮位となってもおかしくありません。東京湾は水門設備が充実し、高潮警報の基準が過去最高潮位(203cm)より高く設定されているものの、沿岸部は警戒が必要です。

 潮位が上がることに加え、高波も押し寄せますので、満潮時刻前後から台風接近のタイミングになる12日(土)の夕方以降は海岸には近づかず、対策は事前に行うようにしてください。

ウェザーニュース

最終更新:10/9(水) 12:54
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