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トルコ軍、シリア越境を開始-トランプ氏は不介入の決定擁護

10/9(水) 17:51配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): トルコ軍はシリア北東部への越境を開始した。国境付近を支配下に置くクルド人武装勢力に対し、全面攻撃を仕掛ける準備に入ると、トルコ当局者がアンカラで匿名を条件にブルームバーグ・ニュースに対して明らかにした。トランプ米大統領は数日前、トルコのシリア侵攻を妨げない方針を示していた。

関係者によると、小規模のトルコ軍前衛部隊が9日午前に2カ所からシリア領内に入った。この報道を受けてトルコ・リラは軟化。イスタンブール時間午後2時53分時点では0.1%安の1ドル=5.8331リラで取引されている。

トルコのエルドアン大統領もツイッターで、トルコ軍がシリア越境を開始したと確認。「イスラム国」(IS)とクルド人武装勢力を標的にした軍事作戦に踏み切ると述べた。

トルコがシリア侵攻を決めた背景には、米国が今週に入り劇的に政策を転換させたことがある。トランプ大統領は6日、トルコのエルドアン大統領と電話会談し、ISとの戦いでクルド人勢力と緊密に協力してきた米軍部隊を撤収させる方針を表明し、事実上トルコ軍の侵攻に道を開いた。

トランプ氏は9日、米国は中東に「決して展開するべきではなかった」、「史上最悪の決断だった」とツイート。さまざまなグループが「数百年間も争い続けている」と指摘、「ばかげた終わりのない戦争は、われわれにとっては終わる」と述べ、トルコ侵攻を許した自らの決定を擁護した。

原題:Turkish Troops Begin Crossing Into Syria After U.S. Stands Aside(抜粋)

Turkey’s Erdogan Says Military Incursion into Syria Began

Trump Defends Syria Retreat to Fix ‘Worst Decision Ever Made’

(c)2019 Bloomberg L.P.

Selcan Hacaoglu

最終更新:10/9(水) 23:45
Bloomberg

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