ここから本文です

氷河期到来、飢餓の発生、死者1億人超…もし印パ戦争で核が使われたら

10/10(木) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

パキスタンの首相はこのほど、カシミール地方をめぐってインドと戦争に突入するかもしれないと警告した。両国ともに核兵器を保有している。

【全画像をみる】氷河期到来、飢餓の発生、死者1億人超…もし印パ戦争で核が使われたら

新たに発表された論文では、インドとパキスタンが核戦争に突入した場合に何が起こるのか、シミュレーションが行われている。

その結果、死者数は1億2500万人に上り、地球の気温は5度低下、農業が困難になると予測された。

さらに、この惨事により世界規模の飢餓が引き起こされる可能性があると、研究者は考えている。

パキスタンとインドは、両国が領有権を主張するカシミール地方をめぐって、3回にわたって戦争をしてきた。パキスタンのイムラン・カーン(Imran Khan)首相は、このほど両国が新たな戦争に突入する可能性のあることを示唆した。

「いずれ核保有国同士が対決する局面が訪れる可能性がある」と、カーン首相は9月の国連総会で、カシミール紛争について言及した。

インドとパキスタンの両国が保有する核兵器を合わせると、全世界の2%を占める。核弾頭保有数はインドが140発、パキスタンが160発と推定されている。だが両国は、さらなる軍拡競争を繰り広げている。

インドとパキスタンが核戦争に突入した場合、何が起こるのかを予測した新たな論文によると、2025年までに両国の核弾頭保有数はそれぞれ250発になるだろうとしている。

極端なシナリオではあるが、核戦争になった場合、真っ黒な雲が空を覆い、気温は劇的に低下、主要な農業地帯は作物を生産する能力を失い、世界的な飢餓を引き起こすと、論文に記されている。

「一瞬にして気候が変わるだろう」と論文著者のアラン・ロボック(Alan Robock)氏は、Business Insiderに語った。

「人類の文明化以降の歴史で、このようなことはいまだかつて起きていない」

同氏は論文の中で、核戦争が発生した場合の死者数は最大1億2500万人に上ると推計した。

1/3ページ

最終更新:10/10(木) 12:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事