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KLM社長、羽田発着枠「あきらめたくない」

10/10(木) 21:02配信

Aviation Wire

 来日したKLMオランダ航空(KLM/KL)のピーター・エルバース社長兼CEO(最高経営責任者)は10月10日、羽田空港への就航に意欲を示した。すでに2020年3月開始の夏ダイヤから増枠する発着枠の配分は確定しているが、「1951年当時持っていた発着枠をあきらめたくはない」と語った。

 KLMの日本路線は現在、アムステルダム-成田線が週10往復、関西線が週7往復。機材は成田線のうち週7往復のKL861/862便がボーイング777-300ER型機(2クラス408席)、週3往復のKL863/864便が787-9(2クラス294席)、関西線(KL867/868)が777-200ER(2クラス320席)となっている。

 1919年10月7日に設立され、今年で100周年を迎えたKLMは、日本へは68年前の1951年12月7日に就航。当時は羽田空港に乗り入れていたが、成田空港が開港した1978年5月20日から現在まで、東京便は成田発着になっている。一方、同じエールフランス-KLMグループ傘下のエールフランス航空(AFR/AF)は、羽田と成田両空港へ乗り入れている。

 エルバース社長は、「成田も増便しており、羽田の発着枠はぜひ必要」と、ビジネス客の利用が多い羽田への就航実現を目指す考えを示した。「1951年の就航以来、日本は非常に重要なマーケットのひとつで、KLMは外資系航空会社では他社に先駆けて日本人客室乗務員を採用している。787-9も投入しており、日本がいかに重要であるかのコミットメントだ」と語った。

 KLMと日本の航空産業との結びつきでは、787-10のビジネスクラスに航空機内装品大手ジャムコ(7408)のシートが採用されている。

 日本とオランダは、2012年8月にオープンスカイ(航空自由化)に合意しているが、日本の航空会社で現在オランダへ旅客便を運航している航空会社はない。9月に羽田国際線発着枠の増枠分の配分が確定したが、就航先にオランダは含まれていなかった。

 KLMと同じ航空連合「スカイチーム」に加盟するデルタ航空(DAL/DL)は、2020年3月開始の夏ダイヤで成田から撤退。羽田へ首都圏路線を集約する。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:10/10(木) 21:48
Aviation Wire

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