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バス運転手が急病、乗客も止められます 路線バスで導入

10/10(木) 7:30配信

朝日新聞デジタル

 バスの運転手が急病などで運転できなくなった時、乗客が安全にバスを停車できる「ドライバー異常時対応システム」を、10日から山交バス(山形市)が路線バスの一部で採り入れる。同社によると、路線バスへの導入は東北地方で初めてだという。

【写真】運転席後部の柱に設置された「緊急ボタン」=2019年10月8日午後2時43分、山形市漆山、宮谷由枝撮影

 同社によると、対象は市街地を走る路線バス3台。バスを停車させる「緊急ボタン」は、運転手用にハンドルの下、乗客用に運転席後部の柱の2カ所に設置。ボタンを押せば、ハザードランプなどで周囲に異常を知らせつつ、約10秒でバスを停車させることができる。ブレーキは2回に分けてかかり、乗客への危険が少ないという。

 国土交通省東北運輸局によると、東北6県のバス会社で昨年までの5年間に、運転手の体調不良で運行が中断した事例は計47件。うち8件は事故につながったという。2014年には宮城交通(仙台市)の夜行バスが富山県のサービスエリアでトラック2台と衝突して28人が死傷。同局は運転手が事故直前に意識を失ったとみている。

 山交バスは今年4月に仙台線の高速バス3台に導入しており、今後も増やしていく方針だ。安達吉宏・安全指導課長は「万が一の場合にはちゅうちょなく緊急ボタンを押してほしい」と話している。(宮谷由枝)

朝日新聞社

最終更新:10/10(木) 17:27
朝日新聞デジタル

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