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台風の備え「窓を守って」 被害減らす策、専門家に聞く

10/10(木) 13:18配信

朝日新聞デジタル

 接近中の台風19号の被害を最小限にとどめるため、何を準備したらよいのか。専門家は「ものが飛ばないように家の周りを片付け、家屋の補修を済ませたうえで、台風の通過中は外出を控えてほしい」と呼びかけている。

 気象や建築、土木など様々な分野から風を研究する日本風工学会では、ウェブサイト(https://www.jawe.jp/ja/activities/disaster/271-typhoon-check-list.html)で台風などに備えるチェックリストを公開している。

 台風15号では、強風で屋根部分がはがれたり、飛ばされたりした家屋被害が至るところで見られた。東京工芸大・風工学研究センターの松井正宏教授は「窓ガラスが破損したり、飛来物がぶつかったりして、家の外壁が壊れ、室内に空気が吹き込むと、内圧が上昇し、家屋の設計の前提が崩れて、屋根が吹き飛ばされる要因となりうる」と指摘。次の台風では建物の被害を少しでも減らすため、台風の通過中は窓を守ることを意識して欲しいという。

 具体的な対策は、雨戸やシャッターを閉める▽窓自体のがたつきをなくす▽万が一窓が割れても破片が飛び散りにくいように飛散防止フィルムを張る――など。松井教授は「ガラスなどの破片が室内に散乱する事態に備えて、底が厚い靴を室内に準備してほしい」とも話している。(熊井洋美)


■強風被害に備えるチェックリスト(日本風工学会のウェブサイトや千葉県の呼びかけなどから)

【日頃の準備】

・弱った樹木の枝を切り、屋根の雨どいや排水溝を掃除する

・車の燃料を満タンにしておく

・スマホを充電しておく(バッテリーも)

・水や食料、電池など最低3日分の備蓄を(できれば1週間)

・避難場所を確認し、避難ルートを相談しておく

・高齢者や要援護者の避難について支援者と話し合う

・県外の親類や知人など、家族間の連絡の拠点を決めておく

・医師から処方された薬と「お薬手帳」は持ち歩く

【注意報が発令されたら】

・雨戸やシャッターを閉める

・屋外の園芸用品や遊具など、風で飛ぶ恐れがあるものは屋内に

・ラジオと懐中電灯を準備する

・断水に備えて浴槽や容器に水をためておく

【台風の通過後】

・吹き返しの風に注意して安全が確認されてから行動する

・増水した河川や水路には近づかない

・電話が混み合った場合は、あらかじめ決めた連絡拠点に情報集約

・垂れ下がった電線には近寄らず、電力会社へ連絡する

・家の片付けは、軍手や長ズボン・長袖を着用し、けがに注意する

・保険請求のため、被害を受けた建物と家財は写真を撮る

朝日新聞社

最終更新:10/11(金) 16:50
朝日新聞デジタル

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