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【凱旋門賞・回顧】馬場適性でも調教場所でも遠征期間でもない!決定的なのは

10/10(木) 21:46配信

東スポWeb

【凱旋門賞・探券隊】6日、パリロンシャン競馬場で行われた仏GI第98回「凱旋門賞」(芝2400メートル)は、ブドーが騎乗した地元のヴァルトガイスト(牡5・ファーブル)が勝利。史上初の同レース3連覇を目指した1番人気のエネイブル(牝5・ゴスデン)は2着に敗れた。日本馬はキセキ(牡5・角居)が最先着の7着、ブラストワンピース(牡4・大竹)は11着、フィエールマン(牡4・手塚)は最下位12着に沈んだ。今年の凱旋門賞を特派員の松浪大樹(フランス)、立川敬太(英国)が振り返る。

 松浪:予想以上に馬場が悪くなってしまったこともあるけど、厳しい結果だったな。日本馬はまるでいいところがなかった。

 立川:今回の敗戦を受け、武豊は「日本のホースマンの一人としてショック。レース後に川田君と“どのような馬がいいのか”という話になった」と。コンディションではなく、適性の差がすべてという印象を受けましたけど。

 松浪:でも、挑戦を決めた段階では馬場を選べないわけだし、勝ったヴァルトガイストはブドーが「良馬場のほうがいい」と言っていた馬なんだ。それでも勝つんだから、根本的な何かを考える必要がありそうだけど。

 立川:まあ、そう言われてしまうと言葉に窮してしまうんですが。

 松浪:適性うんぬんの話を別にすれば、どの馬もコンディションは悪くなかった。それは「輸送のあるニューマーケットにわざわざ行く理由があったのか」という質問にもつながってくるんだが。

 立川:ニューマーケットで取材をした僕の感覚で話をすれば、絶対に正解とは言えないが、それを否定する材料もまたなかったなと。

 松浪:つまり、それはシャンティイでも問題ないということだろ?

 立川:ニューマーケットでもいいということです(苦笑)。結局、馬の個性によると思うんですよ。「遠征が成功するかは場所の問題でもないし、期間が長いほうがいいというわけでもない」とエネイブルのゴスデン調教師も言ってました。

 松浪:オルフェーヴルの連続2着(2012、13年)で見えてきたはずの日本馬による凱旋門賞制覇。でも、最近はとても遠いように感じる。問題はどこにあると思う?

 立川:今回の3頭はGI馬ですが、明らかなチャンピオンホースでもなかった。ニューマーケットでは遠征に来ている2頭はそっちのけで「アーモンドアイはどうしてるんだ?」と外国の方から質問されたんです。

 松浪:結局、そこに行き着いちゃうのか。圧倒的な強さを持つスーパーホースの出現を待つしかないのであれば、時間がかかりそうだ。

 立川:でも、「挑戦をし続けることが大前提」と武豊。その意見には僕も同意です。日本馬の遠征があれば、来年も張りきってきますよ!

最終更新:10/11(金) 21:17
東スポWeb

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