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日本、スコットランド撃破のカギはラインアウトの安定…トンプソン「出たら勝つ」

10/11(金) 6:06配信

スポーツ報知

◆ラグビーW杯 ▽1次リーグA組 日本―スコットランド(13日・横浜国際総合競技場)

 今大会最年長38歳の日本代表ロック、トンプソン・ルーク(近鉄)が10日、強風に惑わされることなく、スコットランド撃破を誓った。この日、台風19号の影響で12日の1次リーグ2試合が中止になることが決まり、A組最終戦、日本―スコットランド(横浜)を含む13日の4試合は当日朝に最終判断する方針となった。開催の場合も強い風が予想されるが、最も左右されるラインアウトのキーマンは「少しキャリアが長いから」と自信たっぷり。W杯4大会目、代表歴12年の経験で勝機をつかむ。日本はこの日、午前中に都内で調整した。

 台風による荒天予想にも38歳は動じなかった。「絶好調!」のトンプソンは「僕はちょっとキャリアが長いから」と前置きした上で「天気が悪い中でのプレーは初めてではない。雨が降っても両チーム同じ(条件)。だから恐れない」と言い切った。2メートル級ロックが並ぶスコットランドに対してラインアウトの安定は勝利の必須条件。4年前のW杯で10―45で完敗した屈辱を知る一人として「出たら勝つ」と威勢のいい言葉が飛び出した。

 ここまで3試合のマイボール獲得率は94%(36本中34本)と高い。フッカーの堀江は「ジャンパーがいいサインを出してくれて、プレッシャーなく放れている」と謙遜する。ただ13日に関しては、強風で投げるボールの精度が落ちる可能性は十分ある。大ベテランは「手前(ライン際)をうまく使うこと、賢くやること」の重要性を挙げた。

 相手ボールでの守備も重要だ。「背が高くて、ジャンプと動きのスピードが速い」スコットランドには空中での競り合いが重要になる。以前は着地後にモールを組ませてからの防御に注力していたが、8月の網走合宿から空中でも競る守り方を取り入れたことが奏功。今大会は失4トライでFWには1本も許しておらず、アイルランド戦では2本の相手ボール奪取に成功した。同じような守り方ができれば勝機は広がる。

 同部屋のムーアから「気合の入ったオッサン」と評され、4度目のW杯出場で通算12試合出場は小野沢宏時と並ぶ最多タイ。苦しい時代も知っているからこそ、初8強を決める試合には「めっちゃ出たい」。今季限りでの引退を決意しており、母国ニュージーランドに帰れば牧場経営者の顔も持つ。雨にも風にも動じない鉄人ロックが、空中戦から勝機をつかみ取る。(大和田 佳世)

最終更新:10/12(土) 8:13
スポーツ報知

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